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“団体戦”のパワーを知ってほしい。”与える”人間が集まる大家の会

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小嶌 大介(こじま だいすけ)/「VINTAGE CLUB」代表。大学卒業後、デザイン事務所での激務のかたわら、お小遣い稼ぎに殴られ屋やFXを経験。2010年、自身の50万の貯金、妻と父からそれぞれ50万ずつ借りた合計150万円を元手に賃貸経営をスタート。現在はRC造3棟、鉄骨造2棟、木造2棟、戸建て4戸、総戸数約150戸を所有している。著書に『だから、失敗する!不動産投資【実録ウラ話】』や『50万円の元手を月収50万に変える不動産投資法』(両書とも、ぱる出版 刊 定価1500円+税)がある。

『VINTAGE CLUB』(ビンテージクラブ)は“不動産投資の団体戦”という、他にはない仕組みの大家の会である。個人で情報や知識を詰め込むのではなく、それぞれの強みを持った仲間と繋がることができ、代表の小嶌大介オーナーは、経歴も、投資方法も“ぶっ飛んで”いるが、人を魅了するなんとも言えない人間力がある。そんな小嶌オーナーにVINTAGE CLUBに込めた想いを聞いた。(聞き手/尾崎 光・文/向園 智子)

――賃貸経営を始めたきっかけを教えてください。

もともと自分はグラフィックデザイナーとして働くサラリーマンでした。当時は、会社に連日泊まり込みになるほどの激務でしたが、年収は400万程度。それでも家族ができてマイホームを購入するための住宅ローンを組もうと考え、ファイナンシャルプランナーに収支の試算をしてもらいました。すると、いずれお金は足りなくなることが分かり、絶望しかありませんでした。そんなとき、ロバート・キヨサキ氏の著書『金持ち父さん 貧乏父さん』に出会い賃貸経営に目が向くようになったのです。

自分は、おもしろいと思ったら、すぐにその人に会いに行ったり、その場所に行ったりするタイプなんです。最初の物件を購入する前に、脱サラしてボロボロの物件をリフォームしようとしている二人組がいることが分かり、作業を手伝いに行ってリフォームのノウハウを少し学びました。そして、ゴミだらけの物件を90万で購入したんです。これが私の賃貸経営のスタートでした。

――ビンテージクラブはどのような活動をしているのですか。

現在たくさんの大家の会がありますが、会費が無料の会と有料の会では活動内容や会員さんの意識が全然違うと思います。ビンテージクラブは、年会費40万円という有料の大家の会です。年会費がかかるため、会員さんの意気込みが違います。40万の元を取るくらい成長してやろう!という人が集まっています。会のスタートは年1回、1月なので、一期生、二期生など、同期の会員がいるので結束力も強いですね。ちなみに年会費40万というのは、よしもとNSCと同じです! 特に意味はないのですが…(笑)。

代表の自分が情報発信する会、ではなく、自分が集めた“力”のある会員さんたちを主として、他の会員さんたちが成長できる場を提供しています。“力”というのは、今までに経験してきたものや、知識のことです。自分よりも各分野において力のある人はたくさんいるのでそういう人たちに協力してもらっています。自分の仕事は、そういう人たちを集めること。どうやらそういう嗅覚があるようで(笑)、得意で好きなんです。時には自分も弟子入りさせてもらって自らの成長にも役立てています! 

そして、さまざまな強みを持った会員さんが集まって“団体戦”で賃貸経営をする、というのがビンテージクラブの特色です。会員さんそれぞれの強みを生かして案件報告したり、相談したり、活動を共にする人を募ったりして、メンバーを巻き込みながら活動をしていきます。他の案件にもどんどん首を突っ込んでいくことで、短期間で多くの実践経験を積む事ができるのです。

基本的にはフェイスブックでの情報発信、交換となりますが、年に数回、勉強会と懇親会も行っています。また、会員さん同士のなかでも“部会”というものもあり、小さなイベントを頻繁に行っていて全部合わせると年間300くらいの集まりがありますね。物件見学会や、不動産とは関係のない旅行や飲み会もあります。各部会でムードメーカーがいるのでいろいろなイベントがあるんです。ビンテージクラブでは、不動産のことだけではなく趣味や特技などで部会が成り立っているところもあるので、楽しい会がたくさんありますよ。もちろん、全部に参加する必要はないのでご安心を(笑)。また、入会する前に参加できる食事会も開催しています。問い合わせてもらえれば、開催日時など情報をお伝えするので気軽に参加してもらえればと思います。会の雰囲気も分かると思いますよ。

――どのような会員さんがいらっしゃるのでしょうか。

2020年会員は130人くらいです。年齢的には30〜40代で関東の方が多いですが、全国どこからでも参加可能です。ちなみに北海道と沖縄の大家さんがいないので、ぜひ参加してその土地の情報も教えてほしいです! 大家さんとして成長したい方はもちろん、大家業に興味を持って、これから大家さんになるために参加している方もいます。今は、アパート、マンション、戸建て大家さんだけではなく、ビルを複数所有している大家さんや、年収○億の“メガ”大家さん、不動産関連業者の会員さんもいます。規模の違いはありますが参加する想いはみな同じなので、一般的に言われる“すごい大家さん”だとしても、持っている知識は包み隠さず提供してもらい、ないものは仲間にサポートしてもらい一緒に成長していきます。こういう特殊能力がある会員さんには、勉強会の講師として登壇してもらったり、審査制にはなるのですが…年会費の“特殊能力割引”があります(笑)。ほかにも、20代割引などもありますので、参加するときは「こんな能力あります!」と、ぜひアプローチしてくださいね。

――会員になりたい方や、検討している方へ一言お願いします。

ビンテージクラブでは、「三方よし」をめざすこととしています。関わる人たちが「よし」と思えること、満足できることが前提で、それに反する行為などがあった場合は運営側で注意させてもらいます。この考え方に共感し、本気で学びたい人だけ参加してください! 本気で自分で経営する、お金を稼ぐことを目的としたとき、時には即決できる判断力、折れない心を持つメンタル力も必要です。自信がなくても本人が本気でやるなら、自分も他の会員さんも本気でやりますしサポートもします。そして、楽しめることもみんなで本気で考えます。不動産以外の相談や、趣味の情報交換などもたくさんありますので、人生の楽しみも一緒にたくさん作りましょう! そして、ビンテージクラブのもう一つのめざすところは、“自由に生きていけるように”という想いがあります。ビンテージクラブには、稼ぐための目的、目標を持っている会員さんがたくさんいます。嫌な仕事でお金のためだけに働くのではなく、好きなことで稼いで目的、目標を持って、楽しく、自由に生きていけたら人生バラ色ですよね! それらを叶えるためにビンテージクラブでいろいろな経験を積んでください! 自分も、今でも十分楽しいのですが、今後も自分の家族や仲間が楽しく、自由に生きていけるようにもっと努力していきたいと思っています。

――小嶌オーナー、ありがとうございました。

【編集後記】
小嶌オーナーからは、なんでも楽しむスタンスのパワーが伝わってきます。不動産投資だけにとらわれず、さまざまなことを経験し、学び、不動産投資や賃貸経営に生かしていることが感じられました。小嶌オーナー自身、人が好きで、仲間のために努力できる人であり、人が集まってくる魅力も頷けます。少し特殊な仕組みの大家の会ですが、自分にないものを学ぶというよりも、自分にないものを持っている人を味方につける。間違いなく仲間が増える賃貸経営の“団体戦”。ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

【VINTAGE CLUB(ビンテージクラブ)】
・設立:2018年
・エリア:全国
・会員数:130名(2020年度会員数)
・年会費:通常会員(40万円)、プラチナ会員(120万円)
・2020年版HPはこちら
※通常年1回(1月)のスタートですが、途中参加のご相談も受け付けます。詳しくはHPからお問い合わせください。

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この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

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