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何故「一般媒介」で契約する業者がいるのか?(1/3ページ)

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以前配信したメールマガジン内で「一般媒介契約」の落とし穴についてご説明しましたが今回は、「何故あまりメリットのない「一般媒介」で契約を行う不動産業者がいるのか?」についてお話ししたいと思います。

「一般媒介契約」のほぼ99%が、売主さんからの希望

不動産業者側からすると、どんな場合でも、専属、専任媒介契約を結びたいという思いがあります。一般媒介契約を行った場合、売り主であるあなたは恐らく複数の不動産業者へ依頼することになるかと思います。

しかし、不動産業者からしてみれば、自分たちと同じようにあなたと媒介契約を結んでいる不動産業者が沢山いるということにデメリットを感じるでしょう。そして、真剣に物件の売買のお手伝いをしようとしないケースが非常に多いのです。

どういうことかと申しますと、例えば、物件の状況確認をする為には毎回、売主さんであるあなたに直接連絡をしなければわからない上に、連絡が取れなければ問合せを頂いている顧客に対しても返事ができず、また、いつその物件が無くなってしまうかもわからない。。。そういったトラブルも実際に起こります。

その他にも様々な面で非常に扱いにくいという側面があるのが一般媒介契約です。

事実、この「一般媒介」という形態で不動産業者が契約を結ぶのは、あくまでもこれから何かの機会に専属や専任媒介に切り替えるチャンスを狙っているだけの事が多く、「一般媒介契約」のほぼ99%が、売主さんからの希望で契約しているケースが殆どなのです。

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「一般媒介契約」が決していけない訳ではありませんが、売り主であるあなたが期待している効果(早期販売、納得のいく価格での販売など)がないとしたら・・・!?

わかりやすく、一つの例でお話ししましょう。

例えば、今ここに2,000万円が相場の中古住宅があったとしましょう。持ち主の方は、周りの相場などに詳しい訳ではなく、一般媒介契約の方が自由に何社にも頼めるから有利だろうと考え、一般媒介契約を行い、不動産会社5社に頼んだとします。

売却金額は2,500万円でと依頼しました。ここで、どんな事がおきるか?

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この記事を書いた人

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