子どもが安全に暮らせる家の条件
ながれだ あかね
2023/02/20
子どもが安全に暮らせる家の条件
小さな子どもは、咄嗟に予想外な動きをすることも多く、ヒヤッとします。子どもが安全に暮らせるように、大人が目を離さないこと&危険をなくした部屋選びや対策をしましょう。
〜小さい子どもがいるご家庭でお部屋探しをするときのポイント〜
❶子どもが安全に暮らせる部屋を探そう
- <落下事故を防ぐ物件>
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- 窓に柵がついているなど、窓からの落下を防止
- ベランダの壁が、足をかけて登れないようになっている
- ベランダの壁沿いに室外機がない(踏み台になりそうなものが設置されていない)
- 共有廊下側の壁にも隙間などがない
- 高層階ではなく1階を選ぶ
- <火災などの非常事態が起きたとき>
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- 火災時の避難経路や避難梯子などがきちんと準備されている
- 定期的に火災報知器の点検などがある
- <その他>
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- 物件の前の通りは大通りではなく、車の往来が少ない(万が一道路に飛び出しても事故リスクが少ない)
- 物件の周りは街灯があって明るく、死角になる場所がなく、防犯カメラなどが設置してある(防犯面)
- 近くに大家さんが住んでいる(いざというとき、子どもが大人に助けを求められる)
❷子どもの危ない行動と危ない場所
- <子どもの危ない行動と場所は?>
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- なんでも口に入れる(誤飲)/子どもの手が届く場所、全部
- 走り回るため転倒したり、ぶつけたりする/家具の角、床
- 下を覗き込んで落下したり椅子の上から落下する/椅子、机、窓、ベランダ
- 感電、火傷/キッチン周り、コンセント、ドライヤー
- 溺れる/風呂場、水回り、家庭用プール、桶など
- 一人で家の外に出ようとする/玄関、ベランダ
❸子どもの怪我・事故を防止する方法
- <誤飲対策>
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- 電池、タバコ、薬などは子どもが手の届くところに置かず、子ども一人では開けられない引き出しの中などにしまう
- 小さなパーツがあるオモチャなどは、子どもが手の届かないところに置く&親の目が届くところで遊ぶ
※ よだれなどの水分を含んで膨らむものや、500円玉やペットボトルのキャップも喉に蓋をしてしまうのでとても危険。ミニトマトやブドウ(皮ごと)など丸くてつるっと飲み込んでしまうものも危険です。
- <落下や転倒、ぶつける>
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- 頭をぶつけそうな角にはカバーをする
- 転倒した場合を考えてラグなどを敷く
- 高い椅子などで遊ばせない
- ベランダに出る窓や、出窓などに補助錠をつける(椅子にのっても子どもの手が届かない位置に)
- テレビなどは落下防止対策をする
- <感電・火傷対策>
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- 火を扱う場所には入れないようにする
- ガスコンロのロックをする
- コンセントカバーをつける
- テーブルクロスは使わない(テーブルクロスを引っ張って、熱いものが落ちてくることも)
- <溺れないようにする>
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- お風呂場には必ず鍵をかける
- 浴槽や桶に水をためておかない
- 浴槽には必ず蓋をする
- お風呂やプールをする際は、子どもから絶対に目を離さない
- 親が洗髪・洗顔している間などは、子どもに声かけして反応を確かめる(静かなときは危険)
※ 口と鼻がふさがれる水位なら溺れてしまうため、お風呂だけではなく家庭用のプールや水を張ったバケツ、排水溝、トイレの水位でも危険です。とても静かに溺れてしまうので、絶対に目を離してはいけません。
- <家の外に出ようとする>
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- 玄関の鍵に補助錠をつける
<あとがき>
うちにも3歳になる子どもがいて、予想外な行動をするので目が離せません。ゴミ出しなども必ず子どもと一緒に出しにいきますし、一人にはせず同じ部屋にいるようにしています。とはいえ、私もトイレに行ったり、ウトウトすることもあるので、一日中、監視しているわけにもいかないですよね〜。子どもが安全に過ごせる&私自身も安心できるように、お部屋はあちこち子どものイタズラ対策だらけになっています。
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/