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幽霊がでる賃貸物件!退去時に費用を請求できる?事故物件の見分け方

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11月からTBSで放送されている「ルームロンダリング」というドラマを見ました。「事故物件」に移り住む女の子の物語です。主人公は、借り手がいない事故物件に住むことによって、事故物件の履歴(告知義務)を帳消しにするという「ルームロンダリング」というバイトをしていました。彼女は霊感の持ち主で、その部屋で亡くなった人の幽霊が見えてしまい、住むついでに幽霊を成仏させるお話。扱っているテーマは重いのですが、登場する幽霊は個性豊かで明るい。内容がとてもコミカル。「事故物件」というと「怖い」「気持ち悪い」などのイメージが染み付いていて拒絶してしまいがちですが、そこに住んでいた人たちも彼らの生活があって、笑ったり泣いたりして生きていた。なんだかとても切ない気持ちになります。

目次▼

❶「物件に幽霊が出たらどうする?」まずは管理会社に確認しよう

❷告知義務の有無と違約金

❸事故物件かどうかの見分け方は?

 

❶「物件に幽霊が出たらどうする?」まずは管理会社に確認しよう

 

もし自分の住む部屋で幽霊が見えてしまった、あるいは怪奇現象が起きたらどうしますか?ドラマのように同居できればいいですが(笑)。大抵の人はすぐに退去したくなりますよね。でも「管理会社に言ったところで、そもそも幽霊を信じてくれないだろうし・・・。」そうです。実際にいるかどうか証明ができるものではないので、管理会社や大家さんにとっても対応が難しい問題。

→重要なのは「幽霊が出るか、出ないか」ではなく、「物件で過去に何があったか?」という事実確認です。まず物件で「事故物件に該当すること」はないか、管理会社に確認してみましょう。しかし事故があったのが該当の部屋ではなく、同じ建物内や同じフロアで起こった場合には教えてくれないケースもあるそうなので、昔からその物件に住んでいる人や地元の不動産会社に聞いてみると何か教えてくれるかもしれませんね。

 

❷告知義務の有無と違約金

 

事故物件であることを告知されていて、住んでいた場合は?

不動産会社から事故物件であることを説明された上でお部屋を借りていた場合、そこに住んだ責任は入居者自身にあります。

 

「やっぱり気味が悪い引っ越したい」と思ったら解約自体は可能。ただ契約内容によっては、早朝の解約は違約金を支払わなければいけないこともあります。もし違約金が発生する賃貸契約の場合は、「重要事項説明書」と「賃貸借契約書」の両方に違約金に関する事項が入っているので確認しましょう。もし記載がなければ支払う義務はありません。

 

また「すぐに引っ越したい!」と思っても、多くの賃貸物件では「解約予告」というものが存在します。解約予告は一ヶ月前が一般的。一ヶ月前までにはメールやFAXなどの記録を残せるもので、解約を伝えなければなりません。それでも緊急事態で「一ヶ月先まで待てないよ〜。」という方は、翌月一ヶ月分の家賃を払うことで契約を解除することもできるそうです。まずは不動産会社や管理会社に相談してみましょう。

 

事故物件であることを隠されていて、住んでいた場合は?

事故物件であることを不動産会社から説明されないまま、入居した場合は・・・

告知義務を怠ったとして、部屋の契約にかかった費用や引っ越し費用などを請求することはできます。ただ告知義務に関しては「事故が起きてから何年まで告知しなければいけない」とか「事故が起きた場所が物件のどこなら告知義務は発生しないのか」など明確な基準が定められていません。そのため訴訟でもされない限り、不動産会社が強気な姿勢でいて請求に応じてくれないことも考えられます。その場合は訴訟も視野にいれて弁護士さんに相談することも考えてみる必要がありそうです。

❸事故物件かどうかの見分け方は?

ウチコミ!で成約した入居希望者の方がとても霊感の強い方でした。

前に住んでいたお家で不可解な現象が起き、引っ越しを考えたそうです。(今までも何度かそういう経験があり、その度に引っ越しをしてきたそうです)。今回、ウチコミ!で部屋を選ぶ際は、お部屋の中の写真を撮影して「白いモヤのようなものが写っていないか?」確認してから入居を決めました。大家さんにも直接確認したし、今は安心して生活しているそうです。

霊感がある方や縁起などを気になる方にとっては、事故物件はできれば避けたいもの。大抵の事故物件は「告知事項あり」と物件情報の紙に記載があるので、書いてあれば不動産会社に尋ねるようにしましょう。ただ中には「数年前のことだし、もう告知しなくていい」と判断している大家さんや不動産会社がいるかもしれません。その場合、物件情報にも「告知事項あり」の記載もありません。そのため自分たちでもある程度「ここは事故物件ではないか?」という判断基準を知っていたら安心ですよね。

事故物件の特徴は?

①床だけが新しいフローリングだったり、一部屋だけがリフォームされている:事故で破損してしまった場所を新しくするため、一部だけ変わっているということがあるそうです。

②その周辺の相場よりかなり安い賃料:定期借家契約にして、最初の数年は安い賃料で貸すという場合もあるそうです。ゆくゆくは、大家さんも家賃をあげていきたいので数年して異常がなければ普通借家契約に戻し、家賃も元に戻す方もいるそうです。

③物件の名前を変えていたり、外観の色や見た目が変わっている:その事件がメディアで取り上げられてしまった場合、物件も知れ渡ってしまいます。そのあとのイメージを一新するために名前や外観を変える可能性があります。

 

この3つを意識して内見をすると、何か気がつくことがあるかもしれません。また、事故物件の場所を地図上で紹介しているサイトもあります。「いいな」と思った物件を、このようなサイトで一度調べてみるといいかもしれません。もし「事故物件の可能性」を感じたら、その場で不動産会社に確認してみましょう。厄介なのは、そもそも内見案内した不動産会社が事故物件であることを知らないというケース。所有者の大家さんは知っていても、仲介する不動産会社まで情報が降りてこない場合もあります。そういうときは、直接大家さんに聞いてみるのが確実で安心です。

 

(絵・文/ながれだあかね)

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この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

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