「現在、転職活動中で無職の方」賃貸の入居審査が通るためのポイントは?
ウチコミ!タイムズ編集部
2018/11/13
さて人生の転機の一つといえば、転職。「石の上にも三年」という諺があるように、社会人3年目くらいから周りで転職活動を始める友人が増えました。私自身も、新卒で就職した会社から転職した経験があります。転職活動において障壁となってしまうのが「退職後の部屋探し」です。例えば、地方で働いていた人が職場を退職し、上京して転職活動をするとしたら関東に部屋を借りなければいけません。しかし退職後の無職の状態での部屋探しは結構大変なんです!
今回は「転職活動中で無職の人でも、審査が通りやすくなるポイント」や、「転職活動中の無職の人にはどんな条件で住んでもらう?保証人は?大家さんが安心する方法」をお伝えします。
部屋を借りるときには「入居審査」があります。
どんなところを見ているかというと・・・
大切なのは・・・
★今の状況を正直に伝えること
引っ越しの理由や転職活動中であることを隠したりすると、かえって怪しまれたり印象が悪くなってしまいます。正直に不動産会社に事情を話をしましょう。もし面と向かって話をするのが難しければ、ウチコミ!のような「大家さんに直接チャットで相談できるサイト」で相談しましょう。
★貯蓄残高を見せる
通帳の貯蓄残高を見せることで審査を通してくれる保証会社もあります。(保証会社によっては、貯蓄はあっても無職の方は難しいというところもあるなど、審査基準が違います)
★収入が安定している連帯保証人をつける
現在も働いていて収入が安定している家族の方にお願いするといいです。
★一時的にアルバイトをする
無職の状態で部屋探しをするのが難しければ、一時的にアルバイトをするのも手です。転職活動に金銭的に余裕が出ますし、審査も通りやすくなります。
★もし内定が出ているのであれば内定通知書を提出する
入居審査は最終的には大家さんの判断にかかってきます。大家さんが安心できるポイントや条件を交渉して、落とし所を見つけるといいですね。
お家を申込みするときに書く入居希望者の入居申込書をみて、大家さんや不動産会社は物件に入居してもらうか判断します。
しかし「入居希望者さんは、就労意識が本当にあるのか?」「今までどんな仕事に就いて、どんな態度で仕事をしてきたのか?」「なぜ転職活動をしようと思ったのか?」「どんなスキルがあるのか?」など、その人の人柄や能力は、入居申し込み書には書いてありません。入居申込書に書いてある現在の状況だけで断られてしまうのは悲しいですね。ウチコミ!ではこんなことがありました。
ウチコミ!で部屋を探した入居者さんの話
転職活動中の入居希望者さんが大家さんに問い合わせをすると、「転職活動で使っている履歴書のコピーを送ってください」と返信が。入居希望者はすぐに履歴書を送りました。履歴書には、海外での留学経験、さらにいろいろな資格を所有していることが書いてありました。大家さんは「向上心がある方だな、この方ならきっと転職活動はうまくいくにちがいない」と感じて入居審査をする管理会社に口利きをすることにしました。
現在は無職だけど、入居させてもらえる可能性が高まる方法としてこんなものがあります。
★敷金を上乗せして払う
敷金を多めに払ってもらうことで、万が一家賃が払えないという状況になったときの保証にします。
★貯蓄残高を見せる
転職活動の間、しばらく収入がなくても家賃が払える貯蓄額を見せてアピールしましょう。
★連帯保証人を複数つける
通常、連帯保証人は一人ですが、もう一人連帯保証人をつけるやり方です。例えば本人の叔父さんや叔母さんなど。一人目の連帯保証人とは生計を別にしていて、収入が安定している親族にお願いしましょう。
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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