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シェア生活をもっと楽しむコツ(4

シングルでも安心!女性にシェアハウスが人気の理由

内野匡裕内野匡裕

2016/03/28

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現代の「働く女性」がほっとできる場所

最近、地方からの転勤や、実家から出てひとり暮らしを始めるときにシェアハウスを選択する女性が増えていると聞きます。

女性のひとり暮らしで不安なことといえば「防犯面」や「ひとりで過ごす寂しさ」があげられるのではないでしょうか。家具や家電がそろっていて初期費用も安く、共有スペースにいれば同居人がいる生活はそういった不安を持っている人にはぴったりです。

セキュリティについていえば、ドミトリータイプの安めの物件でも女性専用なら玄関にオートロック機能や監視カメラがつくなど配慮が行き届いているところが多くあります。インテリアも住人がくつろげるようおしゃれに工夫された家も多いので、ひとりではそろえられない設備を楽しむのもよいでしょう。

防犯面以外でも、シングル女性のひとり暮らしは何かと悩みがつきものです。「このままのキャリアでいいのかな」「結婚・出産もしたいし、将来設計はどうしよう」などと仕事をしながらひとりで悩む人も多いはずです。

そんなとき、違う仕事をしている人や同年代の同居人と話せば悩みをお互いにシェアすることもできます。

仕事がつらいと思っていた時期もシェアメイトに「それ、もうちょっと続けてみなよ!」と言われたり、仕事で扱っている商品を「友達がお店で働いていると思うと愛着がわいて買っちゃった」と喜んでいる姿を見てとても励まされたという話を聞いたこともあります。

恋愛や仕事、将来の夢など働く女性にはプライベートも仕事も相談したいことはたくさんあるはず。仕事と関係なく話せる立場の人がいるからこそ気分転換になることや、シェアハウスを出たあとも交遊関係が続くほどの友情を育てることができます。

人間関係のスキルを磨ける

仕事をしながらのひとり暮らしだと、ビジネス上の人間関係や、学生時代の友人とのつきあい以外には、なかなか新しい輪が広がる機会は少なくなるものです。シェアハウスでは少なくても3人以上の人と接することになるので、最初は「知らない人」だった人とひとつ屋根の下で暮らすスキルが身につきます。

いろいろなタイプの人がいますし、気が合う人も、そうでない人もいます。暮らしていくうちに、自然と人との適度な距離の取り方がわかるようになることが多いでしょう。

人間関係によほどストレスに感じるようなことがあれば管理会社やほかの住人に相談することもできますし、ひとりでは解決できないことも周りに味方がいると思えば心強いですよね。

働く女性に悩みはつきものです。シングル同士のシェアハウスなら女性同士の立場の違いをそれほど感じることなく、自立して頑張って生活している人と接することができます。「自分は大丈夫だ」と思える安心できる場所があれば、仕事で頑張らなければいけないときも人に優しくできそうです。

同居人と仲良くするのはもちろん、ちょうどよい距離感を保てるスキルを身につけることで、仕事やプライベートに活かすことができるといえるでしょう。

「毎晩が女子会」になることも

職種がさまざまであれば、生活時間帯が合わないこともありますが「同じ家に住んでいる」というゆるいつながりがあるのがシェアハウスのいいところ。調味料やお菓子をシェアするだけではなく、食べ物やお酒を持ち寄って家で女子会をする家もあります。

家で集まる女子会なら待ち合わせも必要ありませんし、眠くなったら部屋に直行できますよね。住人同士の距離が近いシェアハウスであれば、次々と帰宅するシェアメイトが参加してリビングがいっぱいになるところもあるそうです。その日の出来事や恋愛話、最近出掛けて面白かったスポットなどみんなが集まれば話はつきませんよね。

女性同士の世界というとドロドロした関係を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、シェアハウスを選ぶ人は独立心に長けている人も多く、お互いの違いや立場を認めあって尊敬し合うことができます。

違う業界で自立して頑張ってきた女性たちが集まっていると思うと、仕事で頑張っている仲間として応援しあえるのではないでしょうか。食べ物や飲み物だけでなく、それぞれの知識や意見を持ち寄れるシェアハウスの生活。興味を持った人は、住人以外にも開かれているパーティなどに参加して、実際に住んでいる人の意見を聞いてみましょう。

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この記事を書いた人

株式会社彩ファクトリー 代表取締役

10年前に国際交流経験を求めてシェアハウスに入居。自分自身が体感した「人との交流から得られる気づき、学び、視野の広がり、共に体験し、感動できる喜び」を、社会に受け入れられやすい形にリメイクして届けたいと、シェアハウスの事業化を決意する。 以来、勉強のために10物件に住み、200物件以上を見学、シェアハウス運営会社を副社長として設立し、デザイナーズシェアハウス4件を運営。その後、独立して株式会社彩ファクトリーを設立。 ひとり暮らしでは得られない「体験」の得られる環境にこだわり、コンセプトシェアハウスを17件プロデュース。全330室を運営。 起業家が切磋琢磨を楽しむ「起業家シェアハウス」は、起業家同士が日常的に相談し合い、刺激を与え合い、目標の実現を加速することを目指して運営。共用のセミナールームにてさまざまなビジネスイベントを開催している。これまで4年間運営し、上場企業の創業者や年商50億円規模の経営者も入居している。 また、「英語漬けシェアハウス」では、外国人が20パーセント以上となるように調整し、共用ラウンジでは英語で話すことをルール化、シェアハウス内で週2回の英会話レッスンを開催する。また、毎月国際交流パーティーを開催し、外国人との国際交流を日常化している。 その他、シングルマザーシェアハウス、東大合格シェアハウスなど、多くのコンセプトシェアハウスをプロデュースする。 彩ファクトリー http://irodorifactory.com

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