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どちらにするかをまずは決めよう

椅子座と床座、それぞれのメリットとデメリットは?

桑田 唯桑田 唯

2016/01/31

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あなたは床座派? それとも椅子座派?

新しい部屋での生活を始める際、カーテンを選び、照明を選んで、「いざ家具を買うぞ!」となったときにまず考えるのが、床座と椅子座のどちらで過ごすかということではないでしょうか。

畳や絨毯の上でゴロゴロできるから床座が好きという人もいれば、椅子に座って本を読むのが好きという人もいると思います。

最近は畳の部屋が減っているそうですから、ダイニングルームのあるファミリータイプのマンションや、戸建ての場合は、食事のときは椅子座というご家庭が多いのではないでしょうか。

一方、ひとり暮らしでワンルームや1Kに住んでいる人は、テーブルと椅子を置くと部屋が狭くなってしまうという面も否めません。

いずれにしろ、床座にするか椅子座にするかで、生活スタイルや空間の使い方が変わってきますよね。

そこで、ここでは椅子座と床座のそれぞれのメリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。

部屋をフレキシブルに使いたいなら床座がおすすめ

床に座るスタイルのメリットと言えるのが、部屋を広くフレキシブルに使えることでしょうか。

卓袱台やローテーブルが邪魔なときは、さっと脇に寄せられますし、ものによっては畳んでしまっておくこともできます。

また、床のどこにでも座れるので、誰かを家に呼んだときなど、急に人数が増えても対応しやすいですよね。さらに床座の場合は、椅子に座るよりも視点が低くなるため、天井が高く部屋をより広く感じることができます。

反対に椅子座の場合は、テーブルと椅子の位置がほぼ固定されるので、空間の自由度は少ないです。また、来客があったときのために、チェアを余分に用意しておかないといけません。

こういった部分は椅子座のデメリットといえるでしょう。

座っていて楽なのは椅子座

椅子座には、見た目がスタイリッシュでおしゃれというメリットがありますが、誰でも座りやすい、座っていて楽ということも大きなメリットだと思います。

床座で正しい姿勢で座るのは意外とむずかしいものです。正座だと足がしびれてしまいますし、足を横に流した座り方だと体のゆがみにつながってしまいます。あぐらは楽でも、来客時だと女性は気にする場面もありますよね。

また、膝や腰が痛い人や、妊娠中でお腹が大きい人にとっては、床に座る・立ち上がるというのは大きな負担になります。

その点、椅子だと、誰でも座りやすく、正しい姿勢も保ちやすいです。また、料理や飲み物を運ぶときなど、立ち座りが多いときも椅子のほうが楽と言えるのではないでしょうか。

床座の最大のメリットはこたつ!?

床座の最大のメリットは何かと考えてみると、それは、「こたつ」ではないでしょうか。

冬に温かいこたつに入って鍋をつつく…というのはなんとも幸せな時間ですよね。また、熱源をふとんで覆うことで効率よく暖をとれます。

こたつというと、和風なイメージが浮かぶかもしれませんが、最近では洋風のデザインのこたつも多く、現代の家でも取り入れやすくなっています。

また、こたつは好きだけど、椅子で過ごしたいという人には、椅子タイプのこたつも販売されています。「こたつ=床に座るもの」というイメージが強いですが、椅子好きの人には嬉しいですね。

少しスタイリッシュさには欠けますが、どうしてもこたつを諦められない!という人にはオススメです。

ダイニングこたつ、ハイタイプこたつなどの名前で販売されているので、気になる人は一度チェックしてみてください。

掃除のしやすさで比較すると…

掃除のしやすさも、日々の生活にとって重要になってきます。

椅子座だとテーブルや椅子の脚が多く、掃除機をかけるときは少しわずらわしく思ってしまうこともあります。

床座は掃除機をかけるのは楽ですが、直接、床の上に座ったり転がったりしますから、掃除をこまめにしたほうがいいでしょう。

床座で食事をするのであればなおさらです。床と食事をとるテーブル面が近いので、こまめに掃除をして、床の上のゴミなどが目に入らないようにしたいものです。

また、こたつを置いている場合は掃除機もかけにくくなり、こたつ布団のほこりや汚れも気になります。居心地のよいこたつですが、日々のお手入れという面では少し使いづらいでしょう。

以上、椅子座と床座のメリットやデメリットをお伝えしました。

どちらにもメリットはありますが、ひとり暮らしの場合や、部屋が狭い場合は床座のほうが使い勝手がいいと思われます。次の記事では、椅子座の場合のダイニングチェアや椅子の選び方についてご紹介したいと思います!

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ダイニングテーブルとチェアを選ぶときのポイント

 

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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