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「室温」のジェネレーションギャップ(1/2ページ)

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文/朝倉 継道 イメージ/©likuzia・123RF

夏も冬も室温にストレスを感じているが多数

「一戸建て居住者は1年中、暑さ、寒さに耐えながら生活」と、何やらショッキング(?)なタイトルの付いた調査結果が、株式会社ヒノキヤグループより、この5月に公表されている。

「コロナ禍の在宅時間増加の状況を鑑みて、全国の一戸建てに住む20代から40代の男女500名を対象に、室温に関する調査を行った」とのこと。

その結果、

「一戸建てに住む人は夏も冬も室温に対し、不安や心配、不満やストレスを感じていることが分かった」

「1年中、家にいるときは何かしら室温に関して耐えながら生活をしている様子がうかがえる」

と、やはりショッキングな結論が語られている。なお、この「室温」というテーマ、住宅・不動産関連の調査においては、過去にたくさんあったようで、実は、あまり見かけることのなかった切り口といってよいだろう。いくつか内容を紐解きたい。

まずは、「(自宅の)夏と冬の室温に関して、『不安・心配』や『不満・ストレス』はありますか?」との質問だ。

「夏の不安・心配(=暑さ)がある」…78.2%
「夏の不満・ストレス(=〃)がある」…82.4%
「冬の不安・心配(=寒さ)がある」…80.2%
「冬の不満・ストレス(=〃)がある」…80.8%

このとおり、「全国の一戸建てに住む20代から40代男女」の約8割は、自宅の室温に対し、いわば「残念に思っている」との結果が出ている。

そんなショッキングかつ、どこか漠然とした答えだが、これを年代別のデータで見るとかなり興味深い様子が浮かんでくる。

「夏の不安・心配(=暑さ)がある」
40代 …74.5%(最小)
30代 …78.1%
20代 …85.9%(最大)

「夏の不満・ストレス(=〃)がある」
40代 …78.5%(最小)
30代 …83.6%
20代 …87.9%(最大)

「冬の不安・心配(=寒さ)がある」
40代 …82.5%(最小)
30代 …84.5%
20代 …93.9%(最大)

「冬の不満・ストレス(=〃)がある」
40代 …76.0%(最小)
30代 …82.6%
20代 …83.8%(最大)

なお、この質問での選択肢は単純に2つとなっている。それぞれの不安・心配、不満・ストレスが「ある」と、「特にない」だ。

つまり年代が若いほど、これらの不安・心配、不満・ストレスを感じる割合が確実に増えるかたちとなっている。なぜだろうか?

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