雨戸の役割と効果は?雨戸の種類
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/08/22
こんにちは。ながれだあかねです。台風が多く発生する8月〜9月。昨年は、台風の影響で、飛来物が窓にあたり、ガラスが割れるなどの被害もありました。ガラスが割れてしまうと大変危険!そんなとき「雨戸」があると、とても安心なんです。
雨戸とは?
雨戸は、ガラス窓の外側に設置する「板戸」のことだ。ひと昔前は、「引き戸タイプ」の雨戸が主流だったが、今では「シャッタータイプ」や「折戸タイプ」などもある。
雨戸の役割と効果は?
雨や風から部屋を守る
昨年訪れた豪雨・台風では、物が飛んできて窓ガラスを直撃。ガラスが割れてしまったケースも。最悪の場合、ガラスが飛散して大怪我につながってしまう。台風のときは雨戸をしめておけば、物があたってもガラスが割れることはない。
防犯対策
長期間、家をあけるときは、雨戸をしめて施錠した上でガラス窓を締めれば、二重にロックすることができる。空き巣などのリスクも低くなる。
遮熱・防寒
室内の冷気は窓の隙間から逃げる。反対に直射日光で窓が熱せられて室内の温度が上昇することもある。雨戸を閉めることで密閉効果が高まり、冷暖房の効きもよくなるのだ。
防音
雨戸は分厚いので閉めるだけでも防音効果を得られる。より防音効果を高めるには、雨戸の上から防音シートを貼ったり、防音専用の雨戸を使用するとよい。
シャッタータイプの雨戸
賃貸アパートなど、近年多く採用されているのがシャッター式の雨戸だ。下から上へ持ち上げると、蛇腹になったシャッターが上のボックスにスルスルと入っていく。戸袋が必要ないので見た目もすっきり。コンパクトに収納ができる。
折戸タイプの雨戸
クローゼットの扉のように外側に蛇腹に折って開ける。半分だけ畳んでおくことも可能。臨機応変に使うことができる。デザインもオシャレなものが多く、洋風の住宅によく合う。
引き戸タイプの雨戸
日本家屋に多い雨戸。雨戸はすべて戸袋に収納される。戸袋から重い雨戸を出し入れするには、少しコツが必要である。また戸袋は存在感があるので、外観のデザイン的に好まれないこともある。
内見のとき、物件に雨戸が付いているかを確認しよう!
一度雨戸をセットしてみて、きちんと動くかどうかを確認しよう。
雨戸がない物件はどんな物件?
実は、マンションには雨戸がついていないことが多い。雨戸は建物の外側につけられるため、強風で、雨戸が外れて高層階から落下したら危険だからだ。雨戸の代わりに、マンションでは丈夫なガラス窓(二重サッシや強化ガラス)を使っていることが多い。
やっぱり窓ガラスだけでは、台風の影響や防犯面で不安
「雨戸を後付けで設置できないか」大家さん・管理会社に相談してみよう!
雨戸を後付けで設置することもできる。雨戸の形状やサイズによっても費用は変わるが、シャッター型の雨戸の場合、1枚につき約8万円〜15万円ほどかかる。多額な費用になるため入居後の交渉ではなく、契約する前の交渉として「雨戸の設置」を大家さんにお願いするのもありかもしれない。
もし後付けが難しい場合は・・・
代用品で対応しよう!台風のとき、ガラスが割れるのが心配な人は、窓ガラス飛散防止フィルムを貼ったり、養生テープをバッテンに貼ろう!もしガラスが割れても、飛び散る心配がないので安心だ。また台風のときはカーテンを閉めておくことで、割れたガラスもカーテンの外側には出てこない。
いかがでしたか?
雨戸のない部屋の場合は、大家さんに相談してみることで雨戸を取り付けてもらえるかもしれません!
交渉のポイントは、「大家さんに直接相談すること」。
入居希望者さんの気持ちを直接大家さんに伝えることで、大家さんも親身に聞いてくれるのです。
ウチコミ!は、大家さんにチャットで直接交渉ができる「お部屋探しのサイト」です。わからないこと・相談したいことも24時間365日いつでも問い合わせできます!
この記事を書いた人
賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。