秋の花粉対策 快適なお部屋作りのヒント
2025/10/08

暑さから解放され、穏やかな気候にのんびりできる季節がやってきました。
クーラーのホコリが原因の鼻水もピタッと止まった次男の横で、私はティッシュ片手に朝から猛烈なクシャミをしています。そう、秋花粉がやってきたのです。
❶秋の花粉ってどんなものがある?
花粉といえば春をイメージしますが、秋も満遍なく飛散しています! ブタクサは有名ですが、他にもヨモギやカナムグラという植物も……。これらは河原や公園、空き地などの市街地にも多く生えているんです。
<秋の花粉は?>
ブタクサ(8月〜10月)キク科/日本全国に広く分布しています。土が少しでもあれば生息できます。草丈は1〜2mくらい。夏の終わりから秋にかけて細かい花がたくさん咲き、花粉が飛散します。
ヨモギ(8月〜10月)キク科/ヨモギは夏の終わりから秋にかけて草丈が50~120cmまで伸びます。小さな花を咲かせて花粉が飛散します。
カナムグラ(8月下旬〜10月)アサ科/カナムグラは都市部の道路沿いや庭の雑草、河川の土手などに生息しています。繁殖力が高いです。9月〜11月にかけて花粉が飛散します。
❷お部屋に花粉を持ち込まないためにすること
<花粉が家の中に入る原因は?>
- 外で洗濯物を干す
- 部屋の換気をしたときに花粉が侵入する
<花粉を部屋に入れない対策は?>
- 換気は花粉が少ない時間帯にする(午前中は飛散が少ない)
- 花粉をキャッチするカーテンにして、室内に入るのを防ぐ
- 部屋にある換気口にフィルターをつける
- 洗濯は室内干し、または衣類乾燥機を使う
<外出したときは?>
- 顔や髪などに、花粉・ウイルス付着を防止するスプレーを使う
- メガネやマスクを着用
- 静電気で服に花粉がつくので、綿、麻、絹などの静電気が起きづらい素材を選ぶ(または静電気スプレーを服につける)
- 外出から帰ったらカバンを玄関に置く
- 玄関の外で服をはたいてから室内に入る
- アウターなどは玄関で脱いで室内に持ち込まない
- 衣類用の粘着テープや洋服ブラシで、衣類についた残りの花粉を、玄関で取り除く
❸花粉を掃除するコツは?
<花粉を舞わないようにする対策>
- 空気清浄機や加湿器を利用する(湿度は40%から60%にキープする)
- 掃除機は花粉が舞うので、水を含ませたモップがけをする(雑巾掛けや、フローリングワイパー)
- 花粉が落ちて舞っていない時間に(朝など)床の水拭きをする
注意点は、いきなり掃除機をかけないことです! 掃除機の排気風で、せっかく床に落ちていた花粉がまた舞ってしまうからです。
<あとがき>
秋の花粉のヨモギ。ヨモギといえば、春の草餅に使われる、好印象な植物。しかし、秋になると「要注意植物」に……! そしてブタクサは、春のスギ花粉に比べると粒子が細かく、器官に入ってしまうと喘息のような症状を引き起こしてしまうリスクがあるのです! 花粉対策怠らないでがんばるぞー!
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/