季節性鬱を予防しよう! 孤独解消&気持ちを前向きにする習慣は?
2025/09/10

私は一年のなかで一番、秋が好きです。空気がほんのり涼しくなってきて、金木犀の甘い香りが漂ってくると、哀愁が胸に刺さります。物思いに耽るのに丁度いい気候。ただ心が疲れている人にとっては、要注意の時期でもあるのです。
❶秋は孤独を感じやすい? 季節性鬱とは
<秋は孤独を感じやすいのはなぜ?>
- 色彩豊かで晴れやかな夏から、落ち葉や枯葉など茶色をベースとした寂しいトーンの秋に変わっていく(葉が散っていく=終わりというネガティブな印象になる)
- 秋といえば、文化祭などの過去の思い出と結びつき感傷的になりがち
- 気温が下がると、肌寒さから孤独感が増す
<季節性鬱とは?>
季節性鬱とは、季節の変化に影響されて気分が落ち込みやすくなるタイプの鬱病のことです。秋から冬にかけて、日照時間が短くなる時期に症状が出ることが多いです。症状は、気分の落ち込み(抑うつ気分)、倦怠感や過眠、過食など。
→日照不足で脳内の「セロトニン」が不足して気分が落ち込みやすくなってしまうことが原因。光の刺激が少なくなると体内時計が乱れてしまいがちに。
❷自分を大事にする習慣を
<季節性鬱に効く習慣>
- 朝に日光を浴びる(散歩をする)
- 規則正しい生活(寝起きの時間を決める)
- 昼寝は30分以内にする
- バランスのとれた食事をとる
- 寝る前にスマートフォンを見ない
- 趣味や人との交流を持つ
- 適度に体を動かす
<私的にオススメ!自分を大切にする習慣>
- 自分の気持ちをノートに記録する
→その日の精神状態はどうだったのか記録しています! 1日中、前向きだったりイライラしなかったら「◯」。少しイライラしてしまったら「△」。感情的に子どもたちを叱ってしまったり、気持ちが不安定なときは「×」などと記録します。どういうタイミングで、自分の気持ちが落ち込んでしまうのか客観的に分かるようになりました。
他にも……
- 入浴剤やアロマオイルを入れた足湯
- ストレッチやヨガ
- お花を飾る
などもリラックスできます!
❸腸内環境を整えよう!
<腸活>
→腸内環境を整えると、お通じが整い免疫力もアップします。さらにメンタルも前向きになっていくそうです! 善玉菌を体に取り込むには「発酵食品」。善玉菌のエサになる食物繊維で育てていくのがオススメ。バランスを崩してしまいがちな脂っこいものや添加物が多いお菓子、砂糖、アルコールなどは控えていきましょう!
<腸内環境を整えるのにいい食べ物>
- ヨーグルト
- 納豆
- キムチ
- チーズ
- 麹
- ぬか漬け
など
<善玉菌を育てるエサになる>
- 海藻
- こんにゃく
- ごぼう
- オクラ、山芋
- バナナ、りんご、柑橘類
- 玉ねぎ
- にんにく
- 大豆製品
- はちみつ
など
<あとがき>
忙しくて余裕がない毎日。自分のことを後回しにしていると、なんだかイライラ・モヤモヤが溜まっていき自己肯定感もどんどん低くなっていく……。1日のうち少しでも自分に「お疲れ様」を言って労ってあげる時間を作りましょう!
(絵・文/ながれだ あかね)
この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/