賃貸経営・不動産投資、困ったときのフクマルさん ♯2 〜真実を知るためには、大家さん自身で学ぶことが必要〜(4/4ページ)
福丸 利津子(Ritsuko Fukumaru)
2021/07/05
何が真実なのかは大家さん自身で学び見極めること
今回ビックリしたのは、国土交通省・消費者庁・金融庁が法制度のために作ったリーフレットをみても、消費者保護が優先されています。
電話または訪問により勧誘する行為を、大家さんなどに承諾を得ている場合を除き、特段の理由が無く“迷惑に思われるような時間、午後9時から午前8時”までの時間帯に行うことや、大家さんなどを困惑させる行為(勤務時間中であることを知りながら執拗な勧誘を行ったり、面会を強要して困惑させること)、こういった行為が違反になるのです。
万が一サブリース契約をされる場合は、クーリングオフはないので、重要な判断材料となる重要事項の説明から契約締結までに、約1週間程度の十分な期間をおくことがお勧めします。
国交省の「賃貸住宅経営において特に注意したいポイント」リーフレットには、賃貸経営をお考えの方だけでなく、賃貸住宅に入居される方へも説明書きがありますので、一読いただければと思います。
昔、地主さんに「サブリース契約は気をつけて!」と言ったら、このように言い返されました。
「(当時)大河ドラマに出ている西田敏行さんが出演しているCMの会社が騙すわけないやろぉー!」
これなんですよねぇ……。当たり前のことを公然と話したら嫌われるのです。何が真実なのかは、大家さん自身で学ぶことが必要ですね。
この記事を書いた人
株式会社アトリエハウス 代表取締役・「白ゆり大家の会」主宰
保育士、製菓会社、建売会社のCADオペレーター・現場審査立会い業務を経て賃貸仲介会社へ転職。その後、地元老舗不動産会社から事業拡大のためヘッドハンティングされ、宅地開発、建売事業を行いながら賃貸管理会社・建設会社を設立。全営業責任者となり、建築営業において全国NO.1の営業表彰を受ける。2014年、アトリエハウスを設立し独立。不動産コンサルタント・講師業として活躍。不動産会社、建築会社や賃貸住宅オーナー向けに講習会も行う不動産のエキスパート。 資格:ファイナンシャル・プラニング技能士2級、宅地建物取引士、2級建築施工管理技士、賃貸不動産管理士、住宅ローンアドバイザー、不動産キャリアパーソン、損害保険代理店資格、占術鑑定士(四柱推命・気学<九星・方位・家相学>)、保育士・幼稚園2級教諭。