ウチコミ!「お部屋リクエスト」は右肩上がり!入居希望者を逃さないために
ウチコミ!タイムズ編集部
2020/02/15
引っ越しシーズンは例年通り3.4月に集中
引っ越し業者がつかまらない、費用が通常時期より高騰するという問題から「引っ越し難民」という言葉が広く知られるようになりました。国土交通省や業界の各社も混雑時期を外した引っ越しの検討を呼びかけていますが、進学や転勤が理由で時期をずらせないという方も多いのが現状です。
2020年の引っ越し混雑予想カレンダー(公益社団法人 全日本トラック協会)でも3月14日から4月12日までは連日混雑が予想されています。賃貸の繁忙期も3月を中心に例年通りの活発さが予想され、大家さんにとっては追い込みの時期となってまいりました。
お部屋リクエストの動きも活発化
皆さまは、ウチコミ!の「お部屋リクエスト」という機能をご存知でしょうか。指標の1つであるお部屋リクエストの投稿数は、入居希望者会員が増えたことに比例して20年1月に前年同月比約220%となっており、サイト内の動きも活発になっていることが分かります。
お部屋リクエストとは、入居希望者会員が自分の探している物件の希望条件をリクエストできるものです。そのリクエストを大家さん会員は全て見ることができ、所有している物件の中で条件に近いものを、入居希望者へダイレクトにアプローチできます。リクエストの内容は、入居希望者のプロフィールや、譲れない条件などさまざまな項目があります。
18年から20年の「お部屋リクエスト」投稿数推移
ウチコミ!では、たくさんの大家さんにお部屋リクエストを活用していただきたいため、お部屋リクエスト投稿内容と大家さんの所有物件をマッチングする機能もございます。
希望エリアや賃料、間取りなどの条件が、大家さんの所有物件とマッチングしたお部屋リクエストをメールで通知しております。(通知されるものはマッチング項目の全ての条件が満たされているものではございません)。
実際にどんな条件やプロフィールの方が投稿しているのか、ウチコミ!入居希望者会員データをランキングで見ていきましょう。
「お部屋リクエスト」機能がスタートした13年からの投稿の集計
一番利用している年代は30〜40代の方で62%、単身者は51%となります。このデータから見ると、お部屋リクエスト投稿の半数以上は単身で社会人の年代の方、ということになります。所有物件のターゲットが当てはまる方はお部屋リクエストを使わない手はありませんね。
ほかにも“お部屋探しの理由”に注目すると、気になる数値があります。関東では、賃貸契約更新時に“更新料”がかかるケースが多くあります。一般的に賃料の1カ月分の費用ということが多いです。この更新料がキッカケで引っ越しを考える方もいることがこのデータでは23%いることがわかります。更新時の退去が多い場合は更新料がネックになっているのでは?思い切って更新料をゼロや半額にすれば、更新時に引っ越しせず長期入居に繋がる可能性があります。管理会社に管理を任せている場合は確認、相談してみた方がいいかもしれませんね。
繁忙期も残りわずか!まだ部屋を探している方はたくさんいます。投稿数が伸びているこの機会に直接入居希望者に提案してみてはいかがでしょうか。
この春、新機能追加!満室でも入居募集
20年3月15日より、ウチコミ!に新しい機能が追加されます。その名も『空室待ち』です。
どのような機能かといいますと、満室時に入居募集の受け付けができる、という今までにない仕組みです。建物単位で空室待ちの設定をすることができます。
かねてから大家さんより「物件自体すごく気に入ってもらったのに、タッチの差で2番手になってしまった方がもったいない」「退去前から入居募集を受け付けたい」とのお声をいただいていました。
また、前ページでお伝えした入居希望者会員の“引っ越し時期”に関するデータでは「いい物件があれば引っ越ししたい」という方が約3割いらっしゃいます。
この『空室待ち』機能を活用することにより、空室が出るのを待っている見込み客をプールすることができ、満室でもご自身の物件にどれだけお問い合わせ、反響がくるのかをリサーチすることができるのです。
設定方法は、大家さんマイページにログインし「賃貸物件管理」または「物件登録・編集はこちら」のボタンから掲載建物一覧のページで対象物件の「部屋一覧」に進みます。登録されている建物の部屋ステータスがすべて「成約済み」または「非公開」になると、部屋一覧ページに空室待ち設定のバーが表示されます。「空室待ち設定変更」のボタンを押し、その物件の上限家賃、下限家賃、PRコメントを登録すると、ウチコミ!サイトに空室待ち物件として建物の情報を掲載することができます。
入居希望者は空室待ち物件情報を閲覧し、気に入った物件に空室待ち問い合わせを送ることができるという流れです。
大家さんが「空室待ち問い合わせ」があった物件をひと部屋でも公開すると、空室待ち問い合わせをした入居希望者に自動通知メールが送信され、内見希望を送ることができます。現在物件が満室の方は、注目の新機能をぜひご活用ください。
現在満室の方でも、所有物件に反響があると嬉しいですよね。
ウチコミ!ではこんな事例も!
日野市にあるデザイナーズ賃貸物件をウチコミ!で見つけたHさん。商談中の賃貸物件でしたが、ダメもとで問い合わせをしてみると「ほぼ成約確定」とのこと。諦めきれないHさんは「空室が出るまで2年は待ちます!」と大家さんに伝えて、空室が出るのを待つことにしました。大家さんそんなに気に入ってくれた人がいることに驚いたそうです。そして3カ月後に空室が出た際、大家さんはウチコミ!経由でHさんの連絡先を知っていたため直接電話をして知らせることができました。
入居希望者は、ウチコミ!で色々な物件情報を閲覧しています。写真で一目惚れした物件が満室だったとしても、お問い合わせができ、大家さんと繋がれることがウチコミ!の強みです。また、お部屋にこだわりを持つ入居希望者も増えています。人口減少やさまざまな要因で空室が増えていく中、所有物件が選ばれるために大家さんにとっても、所有物件に対する入居希望者の生の声が聞けるというのは、賃貸経営をしていく中で非常に重要なことではないでしょうか。
この「空室待ち」機能がスタートしたことによりウチコミ!では、今の空室、今後の空室、両方に大家さん自身でアプローチすることができるようになりました。ぜひ活用し、よりよい賃貸経営を目指しましょう!
(文/ウチコミ 広報室)
【合わせて読みたい!】
空室対策一丁目一番地#1 物件写真で内見率の向上を図る-前編
https://uchicomi.com/uchicomi-times/category/investment/main/13540/
空室対策一丁目一番地#2 物件写真で内見率の向上を図る-後編
https://uchicomi.com/uchicomi-times/category/investment/main/13541/
この記事を書いた人
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