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不動産投資における収益物件とは

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収益を得るのが収益物件の目的

収益物件は、収益不動産とも言います。もしあなたがすでに不動産投資の実践者であれば、あなたの物件は収益物件。「家賃収入で収益を得る目的で購入した不動産」が収益物件です。

収益物件については、人によってイメージが異なるのではないでしょうか。おそらく、アパートやマンションをイメージする人も多いのではないかと思いますが、収益物件の種類はそれだけではありません。今回は、収益物件についておさらいしておきましょう。

まず、収益物件には大きく分けて①住居系、②事務所系、③テナント系の3種類があります。住居系はマンションやアパートなどのこと。物件数が豊富で、価格も手ごろなものが多くあるので、初心者向けの物件とも言えます。

事務所系はオフィスビルなどのこと。借り手が法人になりますので、長く借りてくれる場合が多いのが特徴です。長期にわたって安定した収益が期待できるという魅力があります。

テナント系は店舗や倉庫などのこと。コンビニエンスストアや飲食店の多くはその店舗を所有しているわけではなく、店舗を賃貸しています。特殊な使い方をすることが多いので、一度テナントが閉店すると次のテナントが決まるまで時間がかかることがあります。

収益物件の利回り

利回りは収益物件の価格上昇によって下がることがありますが、例えば東京都心部の収益物件利回りは、ちょっと前まで住居系5〜6%、事務所系6〜7%、テナント系7〜8%が相場だったようです(表面利回り)。

住居系の利回りが最も低いのでがっかりされた方もいるかもしれませんが、事務所系とテナント系に比べると住居系は空室リスクが低く、管理費などのランニングコストも抑えられるというメリットがあります。実質的な利回り(実質利回り)は住居系の方が高くなることもあるでしょう。
収益物件を購入する際に融資を利用したい場合、利回りは重要になってきます。利回りが高いということは、収益性が高いということ。収益性が高ければ、それだけローンに通りやすくなります。

良い収益物件と言えば、まずは空室になりにくい物件が挙げられるでしょう。利便性が良い、メンテナンスが行き届いている、セキュリティ管理がしっかりしているなど、借りてくれる条件を備えているかに注目することが重要です。

また、高利回りが期待できそうな物件を選ぶことも必要になります。販売図面に記載されている情報は表面利回りであることが多いので、意識して実質利回りを確かめるようにしましょう。

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この記事を書いた人

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