アパート経営のメリット・デメリット
2016/05/16
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■アパート経営のメリット・デメリット
初めてアパート経営を考える際は、必ずマンション経営も考慮するのではないかと思います。そもそもアパート経営とマンション経営とでは何が違うのでしょうか?
以前書いた「アパートを貸したい人」では、アパートとマンションは基本的に呼び名が違うだけだが、アパートは木造や軽量鉄骨造りが多く、賃料が安い。エレベーターもなく管理人がいないことも多いので、管理費も安い。
加えて建て替えの際の手間などもあるため区分所有されることはほとんどなく、アパート経営は一棟経営とイコールと言って差し支えない、と述べました。このため「一般人には手が出しづらい」というイメージもあるようです。一棟購入となれば、投資金額も大きくなり、リスクもそれだけ増大します。
これに対し、マンション経営の場合は区分所有ができますので、いきなり1棟に挑戦するのではなく、まずは1部屋購入して賃貸に出してみる、ということが可能です。いわゆる「ワンルームマンション投資」ですが、1棟購入と比べればリスクが少ないだけでなく、うまくいけば部屋数を増やしていけるという自由度も魅力です。このため不動産投資の中でも特に人気のあるジャンルとなっています。
もっとも、アパート経営にも当然利点があります。1棟丸ごと経営するということは、複数の部屋を所有するということ。空室リスクを分散させることができます。これに対し、ワンルームマンション投資の場合は、その部屋が空室になれば、家賃収入はゼロ。
一部屋だけではリスク分散はできません。ローンを利用している場合は、返済金が重くのしかかってくる場合があります。当然、利回りも大きく異なります。
逆に言えば、アパート経営では立地条件や設備、家賃設定などが非常に大切だということです。入居希望者がいつでも見つかるようにしておけば、安定した収入を得ることができます。実際には、新築アパートの建設と投資をセットにするなど、不動産会社でも様々なプランを用意しているので、それほどハードルは高くありません。
最近では、自宅の一部を賃貸住宅として貸し出す「賃貸併用住宅」を推進する会社も増えているようです。アパート経営とは若干異なりますが、自宅と同時に複数の賃貸物件を得られる手法として注目されています。
まとめると、マンション経営は1部屋を所有して手軽に始めることが可能な投資。アパート経営は投資額が大きくなるが、リスクを分散させながら収入を得ることが可能な投資と言えるでしょう。
不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。
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この記事を書いた人
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