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空き家所有者が自費で解体しないといけなくなる!?

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【空き家等対策特別措置法のおさらい】

 

法律の概要を説明してきました。ここからは、この法律をかみ砕いてお話しして行きます。まず何が行われるのか・・・。それぞれの市区町村ごとに「空き家等の状況」は違っています。防災を優先するのか、景観を優先するのか・・・。どの地域に重点が置かれるのか・・・。この様な事から計画が練られていくわけです。これが「指針」というわけですね。

 

そして、実際の「空き家等の調査」が始まります。この調査も、従来の情報の壁が取り払われていますので、ほぼ「その空き家等の所有者」を特定して指導や勧告が出されます。

 

いわゆる、空き家を有効活用しなさいとか、管理をキチンと行いなさいとか言うわけですね。その指導や勧告に答えない、答えられないなどの空き家に対しては最終的に「解体の命令」などが出されます。それでも従わない場合には、強制的に執行される事になる訳です。

 

ここまでの話の中で、指導や勧告・命令とありましたが、それでは解体するとしてその費用は誰が負担するのか?

 

その空き家の所有者です。

 

ただ、皆さんもご存じの通り、現在の日本の税制では「建物が無くなると固定資産税が跳ね上がる」ことを知らない方の方が少ないと思います。これは「空き家等」を所有する方にとって、2重3重の苦しみですね。

 

先ほど、解体費用の話をしましたが、賃貸住宅として利用しようとしてももっと費用が予想できます。
建物の耐震機能や雨漏りなどの補修・改修は100万円位の費用では追いつきません。

 

その上、住宅設備(バス・トイレ・キッチン等)の改修・・・。壁や床などの内装材の改修・・・。すべての改修を行ったら、1000万円以上かかる事が予測できます。

 

空き家になっている事は、こんな背景もあります。法律で追い詰められて、税制で誘導され・・・。結局、解体しか選べないのに「税金が重くのしかかり」さらに圧迫される、良くない構造になっています。

 

一つだけ、明るい情報もあります。

国土交通省では、空き家等のガイドラインを作成していますが、固定資産税の減額等についての見直しを検討しているようです。こちらについては、まだまだ時間がかかるでしょう。以上のように、空き家対策の政策は確実に進んできています。懸念する空き家がある方は、是非早めに対処に着手する事をお勧めします。

 

不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。

大家さんも自分で動いて集客をしてくることが大事です。しかし、これまでのシステムでは自分でできることは限られていました。そんな中出来上がったのが大家さんが自分で物件を紹介できるサイト、ウチコミ!です。

所有されている物件の募集をかけることが可能です。大家さんであれば是非一度見てください。

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