「不動産を今購入するのはどうなのだろうか?」という話 その3
ウチコミ!タイムズ編集部
2013/09/29
金利が上がると世の中はどんな感じになるのでしょうか?
~基本的に、インフレの社会を想像してください。まず、モノの値段が上がる社会です。底辺には、商業活動・消費活動が上り調子という事が前提になります。そんな中で物価が上がっていきます。そして、消費活動が正常に営まれていけば、個人の所得も上がります。
需要が上がれば、モノの値段も金利も上がる。こんな社会になるはずです。すると、単純に考えると値上がりする前に購入すると得をするように感じますね。その部分もそうですが、得をする面があるとしたらやはり住宅ローンの金利等が大きいです。
金利の上り幅などは予測できませんが、金利が1%変わるだけで月々の支払額、総支払額、ひいては家計に与える影響はバカになりません。しかし、一旦不動産を購入して、その住宅に長く住もうと思っていたとしても、長い間にはいろんな事が起きてきます。
「ご主人の転勤、転職」「ご両親の実家の都合での同居」
「お子さんの学校の事」「離婚」などなど…。
取り上げて見てもキリがありません。不動産を売却する時の事を考えて見ましょう。どんな形が有利に売却できるかのか…。
①買ったときよりも売る時の方が高い。
~これは間違いなく有利です。特に、不景気の時に購入して景気のいい時に売却する。簡単に言えば、「安く買って、高く売る」という事になります。これが出来るのは、間違いなくこのパターンです。
②残債より売却金額が高い。
~これは、いろんなケースがありますが、有利に売却できる事には変わりません。逆の形、つまり売却金額よりも残債が多い場合では、売却自体が非常に厳しくなってしまいます。ですから、ある意味売る側に主導権がある形になります。
③景気が良く、需要が多い時。
~これも分かりやすく言えば、売り物の数よりも買いたい方が多い形ですね。必然的に購入者側で競争が起きる様になります。今の不景気とは反対の状況ですね。値段交渉等が少なくなります。以上の様に、正常に景気が良くなって来れば売る方には有利です。
と言う事は、簡単に話せば「不景気に購入して好景気に売却!」色んな個々の状況や、先行きの不透明さはあります。しかし、「景気の良い時=物価が上がる=高い買い物になる」と言うのは、間違いありません。
今までお話しして来た事を総合すると、やはり「購入するのは、不景気な時が有利でしょう。」そこで、残された問題はリスクの回避・軽減の方法です。次回は、そのヒントをお話しします。
今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
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