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「お買い得な不動産」を探している方へ 2

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お買い得な物件は、中古住宅!という話の続きです。前回のお話しで、「お買い得な物件」を一般の方がなかなか購入出来ない事をお話ししましたが、一般の消費者の立場で「お買い得な物件」を購入しようとした場合、何がどの様にお得なのかお話ししていきます。

 

■新築やリノベーション物件で、お得な物はないの?

 

~絶対にない!とは言いませんが、前回のブログを読んでいただけば中身のご理解は頂けると思います。そこで、新築・リノベーション物件の内容についてですが

 

①まず、この物件価格の構造は?

 

~仕入した土地の価格+工事代金+経費+利益となります。実態としては、新築やリノベーション物件の相場というのもしっかりとあります。その相場金額に上記の計算式が当てはまるか?を計算して作っている形と説明した方が分かりやすいと思います。販売会社としては、安い事例を作ると不利になりますので、見事に同じ様な価格で販売する事になり、相場が維持されている様な所があります。

 

②という事は、相場価格よりも著しく安い物件は存在しない?…。

 

~基本的にはありません。が、偶に出る事があります。以下の事象がその理由のほとんどです。

 

~長期間売れずに残って、処分をしたい場合

 

~物件自体に何らかのデメリット等がある為、その分の減額した価格設定このデメリットは、いろいろなパターンが存在しますが、実際にお住まいになる際のデメリットというより、先々売却などを考えた時に影響するものが多かったりします。(例:道路の権利関係の不備とか建築基準法違反の建物であるとか…。)安い物件=危ない…ではありませんが、何故安いのかは確認が必要です。

 

どちらにしても、不動産業界としては経費などを掛けて作っている商品の販売相場ですから、無闇に「相場を崩壊」させる様な行動は取らないです。ですから「お買い得な新築・リノベ物件」は中々見つかりません。それよりも、お得感を演出して「危ない物件を」掴まされない様に注意して欲しいと思います。

 

何が危ないかは、不動産の売買契約前に行われる「重要事項説明書」を事前に確認すれば、大方の事は分かります。とは言っても、一般の消費者が理解する為には「不動産経験が豊富な宅地建物取引主任者」それも第三者の協力が必要です。お知り合いや、信用できるその方に相談すれば、間違いありません。是非、実践してください。

 

■対して、中古住宅についてはどうなのか?

 

~中古住宅にも、もちろん相場はあります。ただ、新築住宅やリノベ物件ほど厳しい条件ではなくなります。基本的に不動産という商品は、その販売価格の付け方にレキとしたルールなどはありません。つまり自由なんです。

 

相場で1000万円の土地を1億という値段をつけようが、50万円という値段をつけようが縛りはありません。ただ今の例の場合、1億円では何年経っても売れないでしょうから意味はありませんし、価格の自由さを悪用して、50万円で親族などに売却したとしても、税務署に贈与を疑われて→追徴課税

 

なんて事になりますから、やめましょう。その上、相続などで土地を取得した方や、住宅ローンが完済されている方や、売却について急いでいる方、などなど色んな事情を抱えている方がいる為に、相場だけでは無い動きがでます。これは、「新築・リノベ」販売とは決定的に違う所です。

 

要するに、極端な話は無しとしても、売主・買主間の交渉だけでも価格は動かせるものなんです。一応、補足しますが「全ての物件」ではありませんので…。そして、数量の上でも中古物件の数の方が圧倒的に多いので、選択肢も多く有利になります。新築で4000万円相場の場所でも、建物以外の条件が同じような2000万円の物件を探せたりします。

今まで中古住宅を検討していなかった方も、一度考えて見て、調べて見てください。いい物が見つかる可能性は高いですよ。因みに、中古住宅の注意点や不動産業者選び、など諸々の情報は過去のブログを参照ください。役立つ情報があると思います。

 

 

今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?

baibai

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この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

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