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お問い合わせの話から(住宅ローン2)

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住宅ローンの続きです。

 

■金利は、固定?変動?どちらが得?

 

~住宅ローンは、10年以上の長い期間支払うものなので、予測は非常に難しいものです。しかし、固定金利と変動金利ははっきりとした違いがあります。

 

・固定金利

 

~原則、長い期間決まった金利で支払いが出来ます。景気の影響などで、巷の金利が上昇したとしてもあわてずに済みます。しかし、変動金利に比べてだいたい1%以上(優遇部分含む)金利が高い事と、年数も長くなるほど金利も上昇します。変動金利と比べて、2%以上の違いが出るケースもあります。長い期間の安心料というところでしょうか。

 

・変動金利

 

~変動という名前が示す通り、世の中の金利が上昇すれば上がります。もちろん、下がれば金利も下がります。現在の金利の見直しは、年2回(4月と10月)です。その時点で金利が変われば、実際の住宅ローンにも反映される訳です。ただ、住宅ローンが始まって5年以内の方には、支払額には反映され無いようにできています。支払い始めた途端、支払額までどんどん変わってしまうと不安定なので、支払額の中で調整されています。

 

変動金利の良さは、今の様な世の中で発揮されます。現在の金利情勢ですと、優遇金利がフルで受けられれば、金利1%を切る0.975%なんて金利も存在します。この金利がどのくらい凄い金利なのか比較してみると…。

 

・借入2000万円、金利0.975%、返済30年だと
月々の返済額=約64,100円
総支払額=約2307万円

 

・借入2000万円、金利3%、返済30年だと
月々の返済額=約84,300円
総支払額=約3035万円

 

借入年数の間何もない事が前提ではありますが、見逃せない金額差ですよね。固定金利は、長期の安心を求める事が目的となっています。変動金利は、とにかく安い金利の実現に特化している面があります。

 

■どう考えればいいの?

 

~結果から言えば、今お得なのは間違いなく変動金利です。固定金利と比べて、1~2%の差があります。今までの世の中の推移から考えても、基準金利が3%台に上がるのはちょっと難しいと思います。と言いますのは、金利が上がると単純に借りる方が減ってしまいます。銀行は、誰かに貸して金利を取らなければやっていけません。

 

更に、世の中は長引く不況で借り手側の警戒心も高いので、簡単に金利を上げにくい世の中にはなっています。だから、絶対とは言えません。

 

それよりも考え方としては、少しでも安い金利で支払を重ねる。という考え方でしょう。金利が上がると言っても、一気に1%上がるとかの心配は今は無いと思います。万が一上がり始めても、様子見的な部分もあるでしょうから0.2%の上昇とかの数字になると思います。

 

実際の景気が一般の消費者が実感できるような状態になってきたら考え方を変えないといけませんが、そこまでは少ない金利の借入での返済が可能です。上の例なら、月々2万円。1年で12万円、10年出来れば120万円の節約になるのも事実です。

 

もちろん、手間いらずの安心を選択して 固定金利も無ではありません。金利がある程度上がってきたら、2~3年の固定の金利のローンに切り替えたり、ローンの金利情報やローン商品の動向などを勉強したりという手間は間違いなくありますが、家計的にはやる価値ありです。10年という単位で未来の予測は誰にも出来ませんが、いろいろな情報を総合してお得な手立てを作っていくのは、ありだと思います。

 

このような見方はいかがでしょうか?次回は、もう一つ住宅ローンのお話をします。

 

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