「不動産の売却」を成功させる賢い4つのポイント
ウチコミ!タイムズ編集部
2013/04/08
では、実際にどうすれば不動産売却がうまくいくのか?
~色んなケースが想定されますので、一概には言えませんがハッキリしている事は、あります。
①自分の不動産の売却ですから、売却する不動産の売却値段の決定には注意を払う事。
~誰しも高値で売りたいのは当然ですし、自分なりに自分の不動産のメリットなどを考えて、価格に反映したい気持ちも分かりますが、買う方がメリットと感じない限り成立しません。そこで、依頼した不動産業者に取引事例などを多めに集めてもらい、売れる値段を冷静に出してもらいましょう。その上で、無理のない価格設定をしましょう。そうしないと、前回も説明したように「当て馬」のように使われてしまい、お客さんは見に来てくれるが、全然売れない。という事に陥ります。
②やはり一社の不動産業者にお願いする事です。
~これも、以前のブログを読んでいただければお分かり頂けると思いますが、不動産を売却している個人の方が、あちこちの不動産業者からの連絡の起点になる様な、とても変な形態になる上、積極的に販売を進めて貰えない状態に陥りやすい事は予測できても、早期に良い結果を求めるのも難しいです。何社かにコンタクトを取って、自分たちにメリットのある提案をしてくれる業者1社にお願いしましょう。その方が、依頼した人も間違いなく気分よく待てるでしょう。
③販売が進まず、価格改定(値下げ)などを行う場合は?
~できれば、販売開始前からある程度の値段の幅は持って於いた方が賢明でしょう。今の世の中、販売開始時の価格でスッパッと売れてしまうケースの方がレアです。普通に値引き交渉が来ますので、その辺りを踏まえた計画を立てて、販売を開始する事が望ましいです。当然、売る方にも資金的な都合などもありますでしょうから計画は業者さんにアドバイスを頂いて置きましょう。
例えば、売却の値段以外にも「登記の抹消費用」なども掛かりますから、売れた値段=売主さんが受け取れる金額ではありません。
④一番重要な事は?
~媒介契約を結ぶ前に、キチンと業者さんを観察して決定する事。
大手だから…。知り合いだから…。
という決め方は、お世辞にもいい選択ではありません。特に担当になってくれる営業さんは、あなたにとってパートナーとなる存在です。よく話をしてどんな相手か観察しましょう。そして、その選んだ相手は、あなたが選んだ相手です。
その道のプロなんですから、忌憚のない意見を求め信頼関係を作ってください。
自分の選んだ相手を信頼してあげないと、良い結果も出にくいでしょうし、何にしても相手(営業さん)も人間です。こちらが信頼している姿を見せれば、相手も本気で頑張ってくれひいてはご自身の為になります。
※不動産業者を選ぶのは、とても骨が折れる事と思います。しかし、自身の利益に直結している、個人が持てる財産のなかでも一番高額な物です。労力を惜しまず実施して頂きたいですね。良い不動産業者の情報なんてものは、この世にありません。あったとしたら、その方がうさんくさいですよね。皆さんは、不動産の事は素人でも人生経験を生かして不動産業者の選択を行いましょう。それが、最良の選択と思います。
次回は、不動産業界が抱える問題・提言をお話しします。
【「一般・専任・専属専任」媒介契約記事まとめリンク】
不動産売買の媒介契約について
「一般媒介」という契約形態の落とし穴
何故「一般媒介」で契約する業者がいるのか?
専属よりも専任媒介契約が選ばれる理由
不動産業界の「闇」についてのお話し
不動産業界の「闇」についてのお話し その2
不動産業界の「闇」!
今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
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