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入居者さんの意見・要望をどうキャッチする?尋ねずに「体感」する奥の手も…!(1/3ページ)

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イメージ/123RF

賃貸マンションやアパートの住み心地、すなわち商品力を誰よりも知っている人といえば? いうまでもありません。それは、そこに住んでおられる入居者さんです。管理会社の担当者も、仲介会社のスタッフも、どんなに頼りになろうとも、入居者さんには敵いません。


いかに彼らが優秀であっても、オーナーさんの物件に実際に住んでいるわけではないからです。物件の強み、弱み、問題点、いま起きていること…。賃貸経営に活かすため、そうした情報をオーナーさんが確実に手に入れたいのならば、本来は入居者さんに話を聞くのが一番です。


そのためのいくつかの方法をご紹介しましょう。

1.アンケートをとる

入居者さんにアンケートを書いていただくオーナーさんがいらっしゃいます。主なタイミングは退去時ですが、入居後半年くらいが経った頃や、更新時も併せるとより効果的です。


■退去時アンケート

退去される入居者さんに、住み心地はどうだったか、不便な点はなかったかなどをお尋ねします。退去のタイミングは、入居者さんが、物件や物件の管理状況について、もっとも本音をぶつけやすい機会です。


■入居中アンケート

更新時や、入居の半年後など、キリのよいタイミングで意見や要望をお聞きします。ただしこのとき、「今後も住み続けるのに文句は言いにくい」など、入居者さんが本音を隠してしまうことがあります。退去時アンケートと併せて行うのが効果的です。


■小さな謝礼の用意を

こうしたアンケートを行う際は、たとえば「少額のQUOカードを1枚」など、多少の謝礼を添えておくのがおススメです。入居者さんから声を募ることへのオーナー側の本気度を示すことができるからです。


また、これらアンケートの実施については、オーナーから直接記入をお願いする方法、管理会社や仲介会社を経由する方法と、二通りのやり方があります。後者を選ばざるをえないケースも多いでしょうが、本当はあまりおススメできません。管理会社の普段の仕事ぶりや、契約時の仲介会社の対応などに関しての意見が拾いづらくなるのがその理由です。

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