賃貸募集成約事例ファイル――遠隔地の投資物件が2週間でスムーズに成約
賃貸募集成約事例ファイル
2021/08/12
画像/オーナー提供
「賃貸募集成約事例ファイル」――それは賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例を紹介するコーナー。今回は、サラリーマンとして働きながら投資を始め、遠隔地の物件を含めて自身で募集した4部屋中3部屋がウチコミ!で成約したMオーナーに、ウチコミ!利用の感想や、自身の賃貸経営に対する思いを伺った。(取材・文/浦邊 真理子)
携帯電話とアプリで掲載からやりとりまで
――この度はご成約おめでとうございます。不動産投資を始められたきっかけを教えてください。
最初は『区分マンションを買いませんか?』という不動産業者からの電話営業がきっかけです。2017年に区分マンションを購入し、不動産投資の面白さを感じました。そして2軒目以降は、築年数が古い戸建てを購入し、再生リフォームする不動産投資を行っています。現在、区分1室、戸建て8棟を運用しています。
――ウチコミはいつからご利用ですか。
1軒目、2軒目は管理会社に任せて入居付けをしてもらっていたのですが、少し経験が蓄積されてきた3軒目からは、入居者さんの顔が見える“自主管理”にチャレンジしてみようと、マイソクを作り不動産屋回りを始めました。そして、19年にネットでみかけたウチコミ!に登録をし、募集を始めました。
ウチコミ!東京本社にいらしていただいたMオーナー 画像/オーナー提供
――ご自身で物件情報を掲載するのは初めてでしたか。
初めてでした。今でも自分で物件情報を掲載するのはウチコミ!だけです。物件写真は携帯で撮影し、間取り図はアプリで作って掲載しています。
入居希望者の反応が数字でもやりとりでもダイレクトに分かる
――ウチコミ!を利用してみていかがでしたか。
ウチコミ!は、入居希望者さんと直接やりとりができるのが何よりの魅力だと思います。
私は築古戸建てを、一部DIYで再生リフォームしています。入居希望者さんが内見していただいたときに、実際に気に入っていただいたことがチャットの会話から感じられることが喜びです。
自主管理をしているので、事前のやりとりができることは事前にお互いの雰囲気が分かり、入居後のギャップも少なくなって助かっています。内見や賃貸借契約書の取り交わし、保証会社加入などは、エージェントさんの力を借りられますので、専門的な部分も安心できます。
物件の掲載も簡単で、何より集客力があるし、仲介手数料1カ月以外に費用も掛かりません。いい入居者さんにも巡り会えて大変満足しています。
――ウチコミ!に物件を掲載してから成約までの期間はどれくらいでしたか。
今までウチコミ!で3件成約していますが、今回の物件は、ウチコミ!の募集エリアが拡大し、山梨県も掲載できるようになった21年2月1日に登録をしました。3月上旬には成約していたので、募集開始から約1カ月で決まっています。
しかし、実質は2週間で入居が決まりました。私は市場調査も兼ねて、物件リフォーム完了前に掲載を開始して、閲覧数や問い合わせ数など反応をみて家賃を調整しています。今回も、最初は少し高めの家賃で掲載を開始(今回は目標家賃より1万円高く掲載)したところ、2週間閲覧数が上がらず問い合わせ0だったので、目標家賃に下げました。そうしたらすぐに問い合わせが入り、内見、成約となったのです。このように、反応をみて改善していけるところもウチコミ!のいいところだと思います。
不動産屋まわりの労力がゼロになった
――今回は遠隔地での成約でしたが不安はありませんでしたか。
これまでは、募集してもらうために遠隔地で不動産屋まわりをすることは一日がかりの大仕事でした。そんな大仕事でも、大家の話を真剣に聞いてくれる不動産屋は少なく、成果のない一日を過ごすことも数々ありましたが、集客力のいいウチコミ!に掲載できるようになって、この労力がゼロになりました。
おかげさまで、ウチコミ!の募集だけで入居が決まってしまうので、最近は不動産屋回りをやめたほどです。その分、携帯メールに入居希望者さんからの通知が入ったときは、スピード返信することを心掛けています。
入居希望者さん、エージェントさんとのやりとりも遠隔地による苦労は全く感じません。ウチコミ!を使えば、今後さらなる遠隔地へも積極的に賃貸物件の取得を狙っていけると感じています。
ほんの少しだけ社会貢献につながれば…住宅確保要配慮者へ低価格住居として提供していきたい
Mオーナーの車内。自ら運転をして、DIYや掃除に励む 画像/オーナー提供
――入居付けに意識していることや工夫している点はありますか。
私の物件は、内見した方の80%は申し込みにつながっています。
築古戸建てはピカピカの新築とは違います。トラブルにつながらないように、綺麗にリフォームした場所だけでなく、古めかしいところも全部見てもらえるように正直に写真を載せています。また、戸建てはファミリーの入居者が多いので、奥様を味方につけられるようにキッチンはできる限り手を入れて清潔感を出すようにしています。今回の成約物件は、外壁は蔦だらけでしたが(笑)キッチンはピカピカでしっかり入居が決まりました!
――今後の展望をお聞かせください。
日本で増え続ける空き家を再生リフォームし、同じく増え続ける高齢者・障害者・子育て世帯などの住宅確保要配慮者へ低価格住居として提供していきたいと考えています。そのためにも、低家賃・低コスト・高収益の儲かる賃貸経営モデル構築を目指して頑張っていきたいと思っています。
しばらくは今のスタイルで、物件を20戸まで増やしていき、経営の安定性を高めて社会貢献もしていきたいですね。
――Mオーナーありがとうございました。
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この記事を書いた人
賃貸募集成約事例ファイル 担当編集
「賃貸募集成約事例ファイル」では、賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例や、ちょっとしたアイデアで空室が解消された事例などを紹介していきます。それぞれの工夫や取り組みが、賃貸経営に悩めるオーナーに対して少しでも参考になればと思います。