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時代が変われば、大家も変わる 大家の体験談が聞けるアットホームな大家の会(1/2ページ)

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『浦安大家塾』塾長 谷本真氏。大家業とは別の「不動産コンサルタント」の顔も持つ。経験に勝るものはない、という谷本オーナーは、自身の経験をもとに会を運営している。谷本オーナーが浦安大家塾を立ち上げたきっかけや、活動内容、自身の賃貸経営の考え方を聞いた。(聞き手/尾崎 光、國吉 美陽 文/向園 智子)

――賃貸経営を始めたきっかけを教えてください。

 私は出身が兵庫県なのですが、東京の大学へ入学することになりある大家さんの2階に下宿することになったんです。1階に大家さんが住み、2階に学生やフリーターたちが住んでいて、しかも賄い付き。1階に大家さんが住んでいるなら安心だね、と親も言ってくれたので決めました。その頃から漠然とですが、家賃が賄い付きで5万程度、2階の6部屋を貸し出すと…、と勝手に大家さんとしての収入を頭でシミュレーションし、「いつか大家業をやりたいなぁ」と考えていたんです。

大学卒業後、生命保険会社に就職したのですが、毎日の忙しさで大学時代に考えていた不動産投資のことはすっかり忘れていました。その後、たまたまロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』を読む機会があり、気持ちが再燃! そして、現在所属している会社(FPコミュニケーションズグループ)へ入り、不動産のコンサルティング業務を始めました。自分で不動産投資を始めたのはその後で、15年前くらいになりますね。

最初は、古い戸建てを購入し、シェアハウスの運営を始めました。その頃はシェアハウスが流行り始めていて、物件が成田空港に近かったので外国人が借りてくれるのでは、という目論見がありました。ですが、まったく外国人には借りてもらえなかったんです(笑)。

募集は、不動産会社に依頼せず、ネットの掲示板を使い募集し、問い合わせがあったら自分で案内していました。努力の甲斐があり目論見は外れましたが、ずっと満室経営することができたのです。その頃はシェアハウスの競合がいなくて、タイミングもよかったのだと思います。


谷本 真(たにもと しん)/浦安大家塾 塾長。大学卒業後、大手生命保険会社にファイナンシャルプランナーとして勤務後、FPコミュニケーションズグループに入社。不動産コンサルティング部門にて不動産に関する幅広い知識を習得する。現在、賃貸管理の最前線に立ちながら、自身でも貸家・ゲストハウス・アパートなどの投資物件を積極的に取得している。実体験とコンサルティング知識をもとにしたアドバイスに定評がある。

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この記事を書いた人

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