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引越し前に確認したい転園の手続き方法【保育園編】

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せっかく決まった子どもの保育園、しかし急に転勤辞令を受けて思わぬ引越しという事態に直面することもあるでしょう。そういった場合、引越し先で転園の手続きが必要になります。今回は引越し前に確認したい手続きについて紹介します。

転園の手続きは引越し前? 引越し後?

引越しをともなう転園の手続きは、どのタイミングで行えばいいのでしょうか?引越し前と引越し後、どちらが通常と同じ手続き・条件で入園できるのかということでいえば、それはやはり引越し後となります。しかし入園児の倍率が高い地域であれば、引越し後では入園選考に間に合わない場合があります。また在住年数の長い家庭のほうが、子どもを入園させるには有利になる場合もあるようです。

引越し前にまずは電話しましょう

引越し先の近くに保育園があっても、定員に空きがなければ転園することはできません。そのためまずは定員に空きがあるのか保育園に確認することから始めましょう。また保育園に問い合わせをする際は、送迎バスがあるのかなど、通園方法についても確認しておきましょう。引越し先の自宅の周りのことが分からなくても、大まかな通園方法を聞いておくことで安心できます。

認可保育園の場合は自治体への問い合わせもしよう

認可保育園は自治体が運営しているものなので、認可保育園への転園方法は自治体によって対応が異なります。自治体へ問い合わせをする際には以下の3点を確認しましょう。

・住民票の異動ができていなくても申込みできるのか?

認可保育園に転園する場合、自治体同士の斡旋による「管外協議」という扱いになることが原則で、選考後に空きがあった場合のみ転園することができます。自治体によっては引越し先への転入が確認できる「売買契約書」や「賃貸借契約書」といった書類があれば「管外協議」なしで入園の申込みを受け付けてくれることもあります。一部の救済策を設けている自治体では「管外協議」が無い場合もありますが、そうでない場合はすぐに在住している自治体経由で入園申込みをしてもらいましょう。

・転園先の保育園に提出する書類は何か?

前に通っていた保育園から渡された在園証明書と住民票、入学願書、誓約書などが必要となりますが、保育園によってはほかにも必要となる書類があるかもしれません。書類に不備があると役所に何度も通わなくてはならなくなるため、事前に必要な書類を確認しておきましょう。

・他保育園に申込みをした場合不利にならないか?

ほかの保育園にも転園の申し込みした場合「管外協議」でしか受け付けない認可保育園では不利になることが多く、引越しの時期やタイミングによっては転園できないこともあります。子どもを確実に保育園に入園させるためにも、無認可の保育園や「家庭福祉員の保育ママ」も候補に入れておくと良いでしょう。

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この記事を書いた人

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