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ハウスクリーニングの注意点と退去時の掃除のポイントについて

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「ハウスクリーニング代」は払わなければならない?

賃貸契約を解約するときに、注意しなければならないのが「ハウスクリーニング代」です。
ハウスクリーニングとは賃貸物件をクリーニングするために業者が行う掃除のことで、賃貸契約書の中に「退去時に借主はハウスクリーニング代を支払うこと」というように書かれていた場合は、ハウスクリーニング代が敷金の中から引かれることとなります。
(ハウスクリーニング代が敷金を上回った場合は、足りない分は銀行振り込みなどで支払うことになります)

このハウスクリーニングのことを忘れていると、退去後に敷金が予想していた額ほど返還されず、困ったことになってしまうかもしれないため注意が必要です。
気になってきたという方は、まずは賃貸契約書をよく見て「特約事項」の中にハウスクリーニングに関する記述がないか確認してみましょう。

ハウスクリーニングがあるなら掃除はいらない?

では退去後にハウスクリーニングが入ることが決まっている場合は、自分で家の掃除をする必要はないのでしょうか。
確かにハウスクリーニングがある場合はプロによる掃除が行われるため、自分が掃除したとき以上に部屋をキレイにしてくれることでしょう。
しかしマナーという点で考えると、管理会社へは部屋をキレイな状態にした上で明け渡すのが常識であるといえます。
また部屋があまりにも汚れている状態で明け渡すと、ハウスクリーニング代以外にも原状回復のための費用が発生して、敷金からさらに引かれてしまう場合も考えられます。
そのためいずれにしても、退去前には全体的な部屋の掃除をしっかりとやっておくようにしましょう。

退去前の掃除のポイント


最後に退去前の掃除をする際のポイントについて簡単にご紹介したいと思います。
敷金をできるだけ全額に近い形で返還してもらうためにも、部屋全体をしっかりと掃除するようにしましょう。

・床と畳
床がフローリングの場合は溝に沿うように、そして畳の場合は畳の目に沿うように水拭きで拭き掃除をしましょう。
床が濡れている状態で放っておくと、掃除をしたあとに新たなホコリがすぐに溜まってしまいます。
そのため水拭きをしたあとは乾いた雑巾で床を拭くようにしましょう。

・窓ガラス
窓拭き用のクレンザーを使って拭けば通常の汚れキレイになりますが、擦り過ぎて傷がつかないように注意しましょう。
また窓ガラスに手垢やタバコのヤニが付いている場合は、新聞紙を水で濡らして拭くようにすると、新聞紙のインクでキレイに落とすことができます。

・風呂場
お風呂の水垢やカビなどを除去するための原状回復代については、入居者負担になる場合とそうでない場合があります。
できるだけそれらの汚れを残さないためにも、市販の洗剤を使ってよく磨いて落とすようにしましょう。
また蛇口などにサビた部分がある場合は、鉄分の汚れに強い漂白材を40度くらいのお湯で薄め、サビに付着させて20~30分ほど放置させておくと落としやすくなります。

・トイレ
トイレについてもあまり汚れ過ぎていると、原状回復代の対象となってしまう場合があります。
トイレ専用の洗剤とウェットシートを使って、便器本体やフタ、壁、床などをしっかりと掃除しておきましょう。
男性の場合は、特に尿飛びによって汚れやすい「自分の腰より下の位置」を重点的に掃除する必要があります。

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この記事を書いた人

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