コロナ禍であっても「どこにいても変わらない想い」…これだけは消えませんように ハンバート・ハンバート/「どこにいても同じさ」
青葉 紘季(Hiroki Aoba)
2021/12/06
青葉です。気付けば年の瀬が迫ってまいりました。皆さんきっとお忙しく過ごされているのではないかと思います。しかし、この2年は本当にコロナに振り回されましたね……。振り返るとそれだけになりがちですが、今年はオリンピックがあったり、総理大臣が変わったりと中々に目まぐるしい日々でもありました。少しずつ新しい生活様式が浸透していくにつれ急速に世の中の価値観が変わっていったようにも思えます。
古くは、手紙が電話になり、電話がメールになり、はたまたレコードがCDになり、CDがデータになり……。進化とは、その実体がなくなり、目に見えなくなってゆくということなのでしょうかね? それはそれで寂しい気もします。便利になりゃいいってもんじゃない!と言いたくなってしまいますが、まぁこれも時代ですかねぇ。
昨今リモートワークなんかで証明された『どこにいても同じ』。これも一つの進化の形なのでしょう。ただ願わくば、その中で人の温かみやちょっとした表情に垣間見える人間臭さのようなものまで消えてなくならないことを祈るばかりです。どこにいても変わらない想い。これだけは消えませんように。
さあ今年最後にご紹介する曲はこちら。
ハンバート・ハンバート/「どこにいても同じさ」
このコラムもこのスタイルになって早1年、これからもささやかながら皆さんの暮らしにほんの一滴でも音楽のエトセトラをお届けできたらと思っております。
2022年が皆さんにとって輝かしい未来の幕開けとなりますように。
それでは良いお年を!
ミュージシャン・青葉紘季の「暮らしにまつわる音楽のエトセトラ」
#5 「ひとり時間」をより充実させたい お気軽お手軽「Taylor」のミニアコ
#4 「夏子」と聴く、大橋トリオ/「FLY」
#3 ベッドでポロポロ TV観ながらポロポロ…ギタレレの魅力
#2 家事をルンルン気分で過ごせる1曲 藤原さくら/「ゆめのなか」
#1 “新たな門出”をテーマに新たに一歩踏み出す方へ re:plus /「Yourside feat. Sam Ock」
この記事を書いた人
ミュージシャン
バンド「サラブレンド」のVo.としてユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー。2007年、同バンド解散後、アーティス ト活動のほかに作詞作曲家としてAKB48をはじめ、関ジャニ ∞やUruなど多くのアーティストへ楽曲提供を行う。手がけた楽曲はAKB48「365日の紙飛行機」(作曲)/乃木坂46「孤独な青空」(作曲編曲)/関ジャニ∞「ビースト!!」(作曲)などヒット曲多数。