ペット(犬・猫)にとって優しい物件の条件は?
2025/09/16

安全で快適な住まいは、人間だけではなく、犬や猫の健康にとっても大切です。犬や猫にとって、住みやすいお家はどんなところでしょうか。まずは「ペット飼育可物件」であることは大前提ですよね! そのほかにどんな環境のお家であれば、彼らは快適に暮らせるのか考えてみましょう!
※この記事での「ペット」とは、犬・猫のことです
❶ペットにとって優しい物件の条件
「犬は走り回りたい」「猫は高いところに登りたい」という欲求があります。
<ペットにとって優しい物件の条件>
- 広めの間取り
犬であれば、廊下やリビングが広くて走れるところ。猫であれば天井が高くてキャットタワーが置ける場所がオススメです。 - 一階またはエレベーター有
階段は人が登りやすいようにできているので、犬に階段を登らせると足腰に負担がかかります。エレベーターなしの物件は、抱っこして上がらなくてはいけないため、抱っこが大変な中型〜大型犬の場合は、一階やエレベーター有の物件に住むのがおすすめです。 - 日当たりや風通しがよい
犬や猫は窓際好きな子が多いです。日向ぼっこができるお家だといいですよね。また日当たりがよければ、湿気を防いで臭いやカビも生えづらくなります。 - 床が滑りにくい素材
ツルツル滑るフローリングだと、ペットの脚に負担をかけます。クッションフロアのお家を選んだり、カーペットを敷くようにしましょう。防音性も上がります。 - 床暖房はペットにとっての適温を意識
床置きタイプの暖房器具はペットが接触して倒れたり、火傷のリスクなどがあります。その点、床暖房は転倒リスクがなくていいですよね。ただ何時間もじっと動かずに同じ場所が接触しつづけていると、その部分が放熱できず、低温火傷をしてしまうリスクがあります。また人間にとってはちょうどよい温度でも、ペットは床に近いところにいるので暑すぎてしまうことも。ペットの様子を見ながら温度を調整しましょう。
❷ペットにとって嬉しい周辺環境と共用設備
お家の飼育環境も大切ですが、お家の周りも安心して暮らせる場所がいいですよね。ペットだけではなく飼い主さんの気分転換もできたら最高です!
<ペットにとって嬉しい周辺環境は?>
- 公園や遊歩道などの緑あふれる散歩コースが近い
- 怪我や病気などいざというときに駆け込める動物病院が近い
- ペットサロンが近い
- 家の周りは交通量が少ない住宅街
- ペットと一緒に入れるカフェがある
<あったら嬉しい!物件の設備>
- ペット専用の足洗い場、ドッグラン、お庭などの共用スペースがある
- ペットの臭いが出るため、換気・空調がしっかりしている
- ペットグッズなどの荷物が増えるため収納が広いと便利
❸ペットにとって危険な間取り
<ペットにとって危険な間取り>
- ツルツルしたフローリング
- 段差、急な階段
- 吹き抜けやロフトがある
- 高層階で、ベランダの柵が低い、すき間がある、踏み台になるものがある
- 玄関ドアからリビングまでの間に仕切りやドアがない(玄関ドアが開いたら外にそのまま脱走する危険がある)
<共用部分に植えられた植栽を口にさせないこと>
- ポトス、アイビー、ストレリチア、ポインセチア、スパティフィラム、スズラン、チューリップ、クロッカス、水仙、あじさい、彼岸花、シクラメンなど
<ペットの落下・脱走・その他の事故を防ぎましょう>
- バルコニーや窓に脱走防止ネットを張る
- 階段や玄関前にペットゲートをつける
- 浴室の鍵は必ず閉めておく
<あとがき>
いかがでしたか。「ペットに優しい物件を探したい」そんな方は、ぜひ「お部屋探しのウチコミ!」を使ってみてください! 過去には、多頭飼いの入居希望者さんが戸建の賃貸に入居したことも! 大家さんと直接相談できるので、飼い主さんの気持ちをよく分かってくれる大家さんにきっと出会えます!
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/