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部屋探しの際、知っておきたい 不動産営業マンの笑顔の裏にある3つのホンネと理想の物件の探し方(3/3ページ)

大友健右大友健右

2017/04/06

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理想の部屋を見つけるためにはどうしたらいい?

営業マンが何を考えて、何を狙っているのか、その腹のなかについてはおわかりいただけたかと思います。では、そんな営業マンの思惑に踊らされず、理想の部屋を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、信頼できる不動産会社と営業マンを選ぶことです。

かつての不動産会社では、賃貸物件の募集図面を店頭で見せられて物件選びをするスタイルが主流でした。ですが、最近では、パソコンで不動産会社しか見られない賃貸物件のデータベースを検索しながら、お客さんと一緒に物件を探すスタイルが増えてきています。そのためか、仲介手数料の情報などを隠さずに、積極的に情報を提供する不動産会社も少しずつ出てきているようです。 

もしも、そうしたスタイルの不動産会社で、隠しごとをせずに、根気強く物件探しにつきあってくれる営業マンと巡り合えたら、理想の物件に出会える可能性はぐっと高まるのではないでしょうか。

ですから、「理想の部屋を見つけたい」という人は、時間の許す限り複数の不動産会社を訪ねて、信頼できる営業マンを探してみることをおすすめします。

非公開物件が眠っていることも

複数の不動産会社を回るメリットは、ほかにもあります。

ひとつはレアケースですが、空室が出たばかりで、まだ情報を公開していない物件が運よく見つかることがあるからです。

また、大家さんは客付けしてもらうために、不動産会社と媒介契約を結びます。なかには専任物件といって、1社だけに客付けを依頼する場合があるのです。専任物件は、ほかの不動産会社が客付けすることはできませんし、専任物件の情報は、その会社に行かないと知ることができません。

ですから、複数の不動産会社をまわってみると、専任物件のなかに思わぬお宝物件が眠っているかもしれません。

余談ですが、戸建ての賃貸物件のなかには、マンションなどと比べて割安の物件が多くあります。なぜかというと、戸建ての賃貸物件はそもそも数が少ないため、戸建ての賃貸物件を探しているという人は多くありません。そのため、営業マンもあまり積極的に扱おうとはせず、大家さんとしても家賃を割安にせざるを得ないところがあるのです。

そう考えると、戸建ての賃貸物件を狙ってみるのも手かもしれませんね。

不動産会社の営業マンが、笑顔の裏側で何を考えているのか、おわかりいただけたでしょうか?

理想の物件を見つけるためには、タイミングの良さや運も必要ですが、やはり、いろいろな情報を教えてくれながら、根気強く部屋探しにつきあってくれる営業マンを見つけることが大切と言えるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

株式会社ウチコミ 代表取締役 株式会社総研ホールディングス 代表取締役 株式会社プロタイムズ総合研究所 代表取締役 1972年生まれ。大手マンション会社で営業手法のノウハウを学んだのち、大手不動産建設会社に転職。東京エリアにおける統括部門長として多くの不動産関連会社と取引、不動産流通のオモテとウラを深く知る。 現在、株式会社プロタイムズ総合研究所 代表取締役として、住宅リフォームを中心に事業を展開。また、株式会社ウチコミ 代表取締役として、賃貸情報サイト「ウチコミ!」を運営。入居の際の初期費用を削減できることから消費者の支持を集める。テレビ・新聞・雑誌などメディア出演も多数。

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