外壁塗装リフォームによる空室対策とは
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/06/06
■外壁塗装リフォームはプロにお任せ!
DIYリフォームの項でも述べましたが、外壁塗装リフォームはDIYではなかなか難しいものです。その理由は塗る面積が大きいことと、市販されている塗料とプロ用塗料の違い、そしてプロならではの下地処理にあります。これらを考え合わせると、外壁塗装リフォームはプロに頼んだ方が無難と言えるでしょう。問題は、どんなタイミングで、どんな業者にリフォームを依頼するかです。
■外壁塗装リフォームのタイミング
外壁塗装は、実は一番外側で家を守ってくれている薄い盾のようなものです。劣化が進めば、防水機能も低下して外壁の腐食が進み、最終的には補修費用がかさむようになってしまいます。逆に言えば、劣化が進む前にリフォームをすれば、表面の塗り替えだけですむので、費用が安くて済み、外壁を効率良く維持することができるのです。
外壁塗装リフォームのベストタイミングは、チョーキング現象が起こった時です。チョーキング現象とは、塗膜に白い粉が吹き出す状態のこと。紫外線などによって塗膜が劣化し始めると起こる現象です。一般的には、チョーキング現象が始まったら塗り替えのタイミングと言われています。
そのまま放置していると、やがて塗膜が浮いたり、剥離したり、外壁基材が露出したりするようになり、外壁材の張り替えなどをしなければならなくなります。
ちなみに、キッチンや浴室などのリフォームでも、外壁の塗装が必要になることがあります。換気扇の位置をずらしたり、窓を移動したりすれば、外壁の補修も必要になるからです。このような工事をする場合に外壁塗装リフォームを同時に行うと、補修した部分だけ塗り替えるより美しく仕上がり、トータルコストも安く抑えることができます。
■業者の選び方
外壁塗装リフォームの業者はたくさんあるので、迷ってしまうと思います。そのような場合は、まずきちんと見積もりを出してくれる業者を選びましょう。責任感のある業者なら、最初に住まいの外壁を詳しく診断することから始めます。外壁の状態を調べ尽くすので、すぐに適正な見積もり価格を出せるわけです。
工事の工程から進捗、完了まで、工事に関わるすべてをきちんと報告してくれるかどうかも重要なポイントです。後から「実は予定外の費用がかかったので」と言われたりすることが防げるからです。これらの条件に加えて、腕の確かな職人がいる業者なら言うことはありません。
いずれの条件も施工前に確認することが可能なので、外壁塗装リフォームを頼む際は必ず確かめておきましょう。
この記事を書いた人
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