取り付けるだけ!簡単に家をバリアフリー化するアイテムとは?
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/09/29
こんにちは。ながれだあかねです。我が家のマンションの入り口には、5段くらいの階段があります。階段の脇にスロープはありません。今の自分にとって、別に問題はありません。しかし今ここいいるのが50年後の自分で、車椅子に座っていたら・・・。「スロープがない」のは由々しき事態です。
バリアフリーってなに?
「バリア」とは「妨げとなる障壁」を指す言葉。高齢者や障がい者、ケガをしている人たちなどが生活する上で不便だと感じること。それを「フリー」にする。つまり不便さを取り除き自由になるという意味だ。
お家のバリアフリーって、高齢者になったときに考えればいいのでしょ?今から対策は早すぎるんじゃ。
バリアフリーは、高齢者の方だけではなく、小さな子どもや妊婦さんにとっても優しいんだよ。
「家をバリアフリーにしていくこと」は、家族や自分を守ることにもつながるんだね。
建物自体には・・・
・段差がない(あるいはスロープがある)
・手すりがついている
・エレベーターがある
・廊下がすべらない
室内全体には・・・
・家の中に段差がなく、床が平である
・ドアは力をいれないで開けられる引き戸など
・十分な照明の明るさ
・照明の点灯がしやすいワイドスイッチ
玄関には・・・
・ドアは力を入れなくても開けられる
・ドアクローザーが機能して、ゆっくり閉まる
・玄関に靴をはいたりぬいだりできる十分な空間がある
・上がりかまちの段差は危なくない
お風呂場は・・・
・浴室に暖房がついており、ヒートショックを防ぐ
・手すりがついている
・またぎやすい浴槽
・床がすべりにくい素材
トイレには・・・
・手すりがついている
・座りやすく立ちやすい高さのトイレ
誰にも優しいバリアフリーだから、早めに家をバリアフリーにするのは良いことだ。ただ、大規模なバリアフリーのリフォームは多額の費用がかかる。中には、早めに大規模リフォームを行ったために思わぬ失敗をした例もある。
早めのバリアフリーは、場合によっては将来の状況と食い違うこともでてくる。コストをかけたリフォームをしたのに使えなかったら「お金がもったいなかったな」となってしまう。ならば、コストが安いアイテムを取り付けることで、早めのバリアフリー対策をするのがおすすめである!
段差を解消!車椅子でも登れる
室内用スロープ
これを設置することで段差が解消され、転倒防止になる。使い方は、ハサミで必要な部分をカット。貼る場所のホコリや油分を拭き取る。さらに両面テープの剥離紙をはがして取り付けるだけ。EVA樹脂を使用しており柔らか素材。さらに木目調だから、フローリングともよく馴染む!
詳しくは、「ゴム・クッション本舗公式ホームページ」へ
お風呂場の転倒を防止!
バスタブマット Leavz(リーブズ)
浴槽の中は水ですべりやすく転倒の危険が高い。バスタブマットを浴槽の中、あるいは浴室に敷けば転倒防止になる。さらに葉っぱ模様のシンプルでおしゃれなデザインなので、お風呂がより華やかになる。
浴室用ガッチリ踏み台 FICシリーズ
冬でもひんやりせず、安心して踏める素材。踏み台、浴槽台、半身浴の椅子としても使える。沈みやすいためお湯を入れた後でも設置可能!
賃貸でも手すりの設置が可能
ベスポジ-e 基本セット 丸型天井ベース
賃貸物件では、釘やネジなどを使うことができないところも多く、手すりなどをつけるのが難しい物件も。そんなときは置き型の手すりや、天井と床をつっぱり棒で支える手すりなどを使ってみよう。
詳しくは、DIPPERホクメイ株式会社公式ホームページへ
いかがですか。自分の持ち家であれば、リフォームや手すりを取り付けてもOKです。ただ賃貸の場合は、大家さんの許可なく躯体をいじったりバリアフリー化するのは許されていません。
大切なのは、部屋探しの段階で「大家さんによく相談してみる」こと。ウチコミ!は、大家さんに直接相談ができるお部屋探しのサイトです。大家さんへ「バリアフリーにするために将来的に手すりをつけたい」と相談をしてみてはいかがですか。「退去時に原状回復をしてくれるならOK」など大家さんも親身に考えてくれますよ!
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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