地震に備えよう 家のどこに逃げるのが安全?
ながれだ あかね
2024/02/26
先日、棚にあったものを取ろうとしたら、置き時計にぶつかってしまい落下! 時計を覆っていたガラスが割れてしまいました……。しかも、高いところから落ちてしまったので、ガラスの破片は粉々で広範囲に広がってしまいました。幸い、防災用にスニーカーと軍手をリビングに置いていたので足や手を切らずに片付けられたので助かりました!
❶地震に備えよう ガラスの破片の散乱に注意!
もし大地震が起きたら……たくさんのものが床に落ち、ガラスのものは粉々に割れてしまうでしょう。破片でけがをしてしまったら避難も遅れてしまいますし、日頃から「高いところに割れるものを置かない」ことが大切だなと感じました。
<地震に備えてやっておくこと>
- 棚の上にガラスや陶器などの割れるものを置かない(置く場合は落下を防ぐシートやテープなどを敷く)
- ガラスの扉や窓には、ガラス飛散防止フィルムを貼る
- 棚の上部には突っ張り棒など転倒防止の対策をする
- 食器棚の食器は上の方に置かず、引き出しに入れる
❷日頃から用意しておくとよいもの
- ガラスの破片を踏まないように、リビングや寝室などにスニーカーを一足置いておく
- 停電時に備え、部屋の取りやすい位置に懐中電灯を置く
- 避難する際に備え、玄関などの取り出しやすいところに防災用の持ち出しセットを用意する
- 食べ物や水などはローリングストックをしておく
❸地震が起きたらどこに逃げる?
「地震が起きたら机の下に隠れる」といいますが、一概に机の下が安全とは言いきれません。実は家の状況によっても、安全な場所は違うんです! まずは自分の家の中で一番安全な場所はどこなのか確認したり、安全な場所を作ることが大切です。また緊急地震速報や、小さな揺れが起きたらすぐに安全な場所へ避難する訓練を日頃からしておきましょう。
<安全な場所の条件>
- 柱や壁が多く窓が少ない場所
- 落下物が少なく閉じ込められない場所
- ガラスなど割れるものがない場所
たとえば……柱や壁に囲まれていて窓や家具が比較的少ないのは、玄関です。玄関に逃げてドアを開けておけば、逃げ道も確保できます。
※ ただし、大きな家具や照明器具などが置いてあると、かえって危険なことも。玄関の状況にもよります。
<倒壊の危険がある建物の場合>
- 劣化が激しい木造住宅など、倒壊の危険がある建物の場合は、すぐに外へ出た方がよい(二階にいる人は無理して一階に下りずにそのまま待機する)
- 必ずしもトイレは地震に強くない/昔の木造建築物はトイレを囲むように太い柱があったけれど、最近の家は柱がないことが多い。またドアが変形すると閉じ込められる危険もありかえってリスクが高い。
<あとがき>
時計が割れてガラスを片付けた数日後、すごく小さな破片が床に残っていたようで足に刺さりました〜(泣)。ガラスは粉々になってもこんなに鋭くて危ないんですね……。
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/