まさかこんなもので!? 小さい子どもがいるお家で気をつけること
2025/08/13

先日、薬局で薬剤師さんからお話を聞いていたところ、次男が急に自動ドアのところへ駆け出し、ドアに手を置きました。ドアが動いてしまい、戸袋に手が入りかけましたが、間一髪、手を引っ張り出しました。特に怪我もなくてほっとしましたが、あと数秒遅ければ大怪我になっていたかもと思うと血の気が引きました……。
❶要注意! 子どもが○○に閉じ込められる事故
<子どもが○○に閉じ込められる>
- かくれんぼなどをしていて、冷蔵庫や洗濯機の中に隠れて閉じ込められる。
→常に家電の扉を閉め、可能なものはチャイルドロックをしておきましょう。 - マンションのエントランスで遊んでいて宅配ボックスの中に閉じ込められる
→エントランス・マンションの共用部分で遊ばせてはいけません! - 扉の前にあった家具や荷物が倒れてしまい、扉が開かなくなってしまう。
→廊下や扉の周り(特に開き戸)に家具を置かないようにしましょう。または家具が倒れないように固定しておきましょう。 - 内側から子どもが扉のロックをしてしまい、鍵の開け方が分からず閉じ込められてしまう。(親が玄関の外・ベランダに出ているときに親が締め出されてしまうことも)
- 浴室の折戸やクローゼットの扉がレールから外れて動かなくなってしまう
これらは子どもだけではなく、大人が閉じ込められてしまうケースもあります。たとえばトイレのドアノブが壊れて、トイレに閉じ込められる事故なども発生しています。これらの事故は、熱中症・酸欠などを引き起こし命の危険があります。すぐ助けを呼べるように、お家の中でも携帯電話は肌身離さず持っていきましょう。
❷子どもの転落事故を防ごう!
<転落事故のケース>
- 網戸に寄りかかって、網戸ごと外れてしまい落下する
- 踏み台に乗ってベランダや窓から外を覗いて落下する
<転落事故を防ぐには?>
- ベランダに物を置かない(踏み台になるもの)
- 室内の窓の近くに家具(踏み台になるもの)を置かない
- 子どもの手が届かない位置に、窓や網戸の補助錠をつける
→勝手にベランダへ出ないようにする - 網戸ごと外れる可能性もあるので、網戸になっているときは特に子どもから目を離さないようにする
- 窓や網戸、ベランダの手すりに劣化がないか定期的に確認する
- ベランダでは子どもだけで遊ばせない
- 窓枠や出窓に座らせない/窓や網戸に寄りかからせない
- 子どもを置いて外出しない/目の届くところにいるようにする
❸その他のよくある事故
<火傷の事故>
- テーブルクロスや湯沸かし器のコードなどを引っぱり、熱い飲み物などが落ちてきて火傷する
→テーブルクロスなど、子どもが引っぱりそうなものは使わない
<下敷きになる事故>
- タンスや引き出し、本棚を階段のように使って、タンスごと倒れて下敷きになる
→家具は転倒しないように固定する
<指をはさむ事故>
- 軽くて便利な折りたたみ式の踏み台。登ろうとして勢いよく閉まってしまい、指を挟んでしまう。
→踏み台を出しっ放しにせず、その都度しまうようにする - 玄関やドアの蝶番部分に指をはさむ
→兄弟や親がドアを閉めるときに、子どもが側に手を置いていないか注意する。 - マンションの自動ドアやエレベーターの戸袋に手が巻き込まれる
<あとがき>
家の中だけでも、こんなにたくさんの危険があるなんて! 子どもたちにとって安全な場所になるよう、できる限りの対策をしましょう。そして今は夏休みです。旅行先では子どもたちも大はしゃぎ。自宅と違って、ホテルは子どもの怪我対策はしていないことが多いので、注意して見守りましょう!
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/