「不動産の販売物件の見方」その1
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/03/24
不動産の販売情報などは、誰でも簡単に入手する事ができますが、基本的には広告の一種です。もちろん有益な情報も沢山あり成立しているわけですが………。受け取り側にも十分な注意が必要となります。では、「その情報の見方、注意点」などについてのお話します。
★物件を実際に見る前に、しっかり準備
- どのような形にしろ、不動産屋さん等(ネットも含めて)販売物件の情報を集める作業が、その最初の工程だと思います。
- この時に、沢山の情報を集めたところで「図面だけで取捨選択」を行う方が、沢山いると思います。予算や希望条件からかけ離れた物件は外してもいいと思いますが「見てみると思いの他いい物件」だったりするものもあったりします。
ですので、希望するエリア内の物件情報で条件に近い物件でしたら一度はご覧になる事をお勧めいたします。
実際、不動産の営業は 物件をほぼ全て見る 事から仕事が始まります。値段の影響がどうでているか・相場的なニュアンス等がとてもよく理解出来ます。
簡単に説明しますと……。値段の影響がどうでているか。一つや二つではわかりませんが、土地の広さなのか・建物の築年数などの差なのか・周りの環境の差なのか…..。必ず、見えてくる物があります。
■相場的なニュアンス
駅からの距離や、売り出しに出ている場所がどんな所かから同じような条件の物をいくつか発見する事で、自分が探しているものの値段の予測もつきやすくなる。
※全てが相場通りの価格設定ではありません。例外も存在します。
ですから、一つのエリアの中で、少なくとも7~8件はご覧になって下さい。新築をお探しの方であっても、中古や土地のみの物件から、土地の相場情報は手に入ります。ここまでで、見に行く物件や予備知識などは準備ができたと思います。
つぎに、不動産業者を選びます。基本的に、ご自身(ご家族と)のみで物件を見にいかれるのも悪いわけではありませんが、下記の問題がありますのであまりお勧めできません。
- 売主さんがご近所の方々に、自宅を売却する事を知られたくない。
- 売主さんが住んでいながら販売しているようなケース。
- 物件の近隣に、神経質な方が住んでいて車をとめる場所等々に注意が必要な場合。
- あまり長時間、物件の周りを見ていると不審者と間違えられて警察に通報されたり。
上記の内容を見ていただければ、ゆっくりと気がねなく、納得いくまで見るのが難しそうな事がおわかりいただけるでしょう。まして、その物件が気にいったとしても、現場でトラブルが起きてしまった場合、どうにもならないです。ですから不動産業者さんに立ち会ってもらうのが、一番良い方法になります。
前置きが長くなりましたが、不動産業者選びです。全ての方々が、まず間違いなく「親身になって誠実に対応してくれる営業マン」に出会いたいのは紛れもないこととおもいます。
しかし、現実はなかなか厳しく良い営業マンの方がすくないのが現実です。そこでまずは、友人・知人の体験談やネットなどから情報を集めましょう。集めた資料のなかから、2~3の業者にしぼりましょう。この先は、実際に不動産業者に行くしかありません。
ただ、ここまでの準備をしてるかたでしたら、良い営業に巡り合える可能性は、非常に高くなると思います。
{手順例}
不動産業者に行く時に、自分で用意した資料などは持っていかない。もちろん、調べている事は内緒です。条件などを告げて、相手の提案や話などをよく聞きましょう。
自分が用意した(調べた)ものと相手の提案がかけ離れている場合や強く、ある物件を押してくる場合、なぜかを十分に説明させましょう。
その上で、その営業マンが自分たちの家族のもっている環境や問題などの解決を視野にいれた提案をしている場合、良い営業マンの可能性が高いですね。それ以外の場合は、まず営業(会社)の都合の可能性が高いので、はっきりと断っちゃいましょう。
はっきり断るのが嫌な方は、電話で別の物件を買ったことを告げ「どうも、お世話になりました。」と電話を切りましょう。いずれにしましても、断らないと何時までも連絡がきます。むずかしいな~ いやだな~ と感じる方もいるかとは思いますが関連する他の記事も読んで、準備をしていただければ大丈夫です。
このテーマの続きも書きます。
今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。