マンション選びのコツ
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/03/22
マンションを選ぶのに知っておくと良い事。今回はマンション選びに役立つような話をしたいと思います。
■管理費、修繕積立金の金額
まず単純な話からしますと、毎月負担するものですから多すぎないことは大切です。ただ、築10年未満のマンションを購入した場合、修繕積立金が低く設定されている場合が多く、10年目の大規模修繕の時に大幅に金額が引き上げられる可能性が高いですので注意しましょう。
また、安すぎるのも問題がありますが、マンションの築年数が20年を過ぎる頃から高すぎず安定した金額になってくるものも多くあります。
いずれにしても毎月の負担という点から考えても、2万円という線は一つの目安となるでしょう。
ただ、この金額はマンションの規模が小さかったり、共有設備が充実していたりすると、当然増えますので注意してください。
■マンションの管理実態
実は、マンションの生命線と言われているのが、ここでお話しする「マンションの管理状況」です。ここが悪いと、マンション事態の寿命や、修繕などで掛かる金額も高くなりますし、見た目にも非常に影響を及ぼす部分で、大事なところです。
では何からこの情報を取ればいいか?
それは、管理人がちゃんといてくれて、日々の掃除や整理、監視などをしているのか? という事と、過去の修繕記録や改修記録です。
前者の清掃や整理。。。という項目については、現地で実際にマンションの共用部分、エントランスや郵便ポスト、廊下、階段自転車置き場などの清掃状況や整頓の状況を観察すればわかります。
後者の修繕などの記録については、「重要事項に係る調査報告書」という書類で、過去の修繕等の記録がありますので、中身を確認しましょう。
基本的に、大規模修繕工事は10年に一回水道関係の修繕や外装まわりの防水、手入れも10年程度に1回その他の適時に行う改修工事が行われているかという視点で見ていただければいいと思います。なにしろ、現地で実際に観察すれば管理状況は素人でも十分にわかります。
例えば、郵便ポスト周りが汚く乱雑であったり、廊下なども床材が剥がれた状態で放置されていたり、汚かったり。駐輪場なども整理整頓されていなかったり、エントランス部分が汚く清掃が行き届いていない状態であったり。そんな状況が見て取れれば、一目瞭然ですね。
筑年数が40年程経っているマンションでも、この管理状況が良い建物は、築年数が信じられないほど綺麗なマンションもあります。
当然、綺麗なマンションはそこに住んでいる住人の方々の意識も違ってきますから良い状態に拍車が掛かって更によくなりますし、結果、建物の維持にかかる費用や建物自体の寿命にも良い影響がでます。意外と簡単に見られる部分ですので是非見てください。
■マンションの生活環境について
これはも現地で実際にご自身で聞いて見ましょう。管理人さんや住んでいる住民の方数名に、過去にここで事件や事故などがなかったか?
聞くだけでも予期しない情報を聞ける事があります。自分が生活する場所と考えれば、必要なことでしょう。何人かに聞き取りができれば安心して住むことができるでしょう。
えっ!これだけ?と思う方もいますでしょうが、実際にはここが大切なんです。もちろん、価格や立地なども重要といえば重要ですが、そこはネットなどでも十分に情報収集できると思います。試しに周りのマンションなどを見に行ってみてください。ちょっと見え方が変わって面白いと思いますよ。
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この記事を書いた人
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