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マイホームを買った後のお話し!?PART2

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前回の続きです。

 

② 離婚が原因の売却騒動

 

~このお話は実例的な話は、どうかと思いますので事例なしでお話を進めたいと思います。今日の離婚状況などを調べて見ますと、結婚するカップルの内約1/3(3組に1組)近い割合で離婚が増えているそうです。離婚の理由は様々ですが、現実の統計です。

 

■どんな事が問題になるのか?

 

~離婚問題に付き物なのが、慰謝料・財産分与です。ただ、大多数が30代~40代の方々ですから当然、住宅ローンは終わってません。更に、財産分与と言いましても一軒の家を2つに割る訳にもいかず住宅ローンも残っているので難しい問題です。

 

■ここで一つポイント!

 

ほとんどのケースは、自宅を売却してお金で財産を分ける形になるでしょうが、新築を購入して10年前後、つまり住宅ローンの支払がたくさん残っていて、売却金額とトントンですと分ける財産にはならない事。トントンでも住宅ローンが無くなればいいですがひどい時は、売却可能金額よりも住宅ローンの残債が多い時です。こうゆうケース、意外と多いんです。財産分与どころの話では無くなります。

 

売るに売れないし、住宅ローンの支払はあるし、離婚の調停はあるし日々の生活や住居の問題などなど…。八方塞がりの状態に陥ります。

 

今までのブログでもお話ししてきました通り、ローンの月々の返済額を抑えながら、売却する際の金額との格差の低い不動産物件!やはり、中古住宅がここでもお勧めですね。

 

全てが離婚前提のお話ではありませんが、世の中の動きのめまぐるしさ長引く不景気からご主人の所得低下
同じく、リストラ・転勤・再就職での住所移転
親世帯の介護等の問題による住所移転
先ほどからの話の離婚などによる住所移転
子供の教育など個人的な事情による住所移転
などなど…。

 

一昔前と比べても、格段に住宅ローン完済前の不動産売却の可能性が格段に上がっていると言わざるを得ません。上のお話を先ほどの住所移転理由に重ねて考えてみてください。結果、にっちもさっちも行かなくなる可能性があります。

 

■では、どうすればいいの?

 

~当然、転ばぬ先の杖!現在の家計状況等を良く分析して、改善しましょう。次の条件にあてはまる方は、スグにでも行動した方がいいと思います。

 

Ⅰ.共働きでないと住宅ローンが払えない。
Ⅱ.家計に占める住宅ローン返済額が大きな負担になっている。
Ⅲ.Ⅰのケースで、これから子供をモウケタイ。
Ⅳ.Ⅱのケースで、リストラや転職が予想される。
以上の方は、下記を参考にしてください。

 

■Ⅰのケース

 

~基本的に、細かいローン残債・返済額・収入などがマチマチですので「こうです!」とは言い切れませんが、出来る事はあります。まずは、正確な住宅ローン残債を調べましょう。これは、借入銀行に出向いて「住宅ローンの残高証明」を発行して貰えば簡単に分かります。その上で、信用できる不動産屋さんに売却の見積もりをしてもらいましょう。肝心なのは、今幾らで売れるのか?です。

 

「ローン残債<売却金額」で何百万円も差があれば、ひとまず安心です。では、「ローン残債>売却金額」だった時はどうしたらいいかです。細かい状況が分からないと手の打ちようがありません。実際、このケースは非常に厳しく、どうにもならない事も多々あります。早いうちに一度、信用できる不動産屋さんに相談する事をお勧めします。

 

■Ⅱのケース

 

~このケースもⅠの内容を参考にしてやってみてください。基本的には、同じ内容で大丈夫です。ただ、現在進行形で家計が厳しい場合は、「ローン残債<売却金額」なら今すぐにでも行動して、中古の住宅に乗り換えるのもいい手です。

 

■Ⅲのケース

 

~どう考えても、近い将来にⅠ・Ⅱの複合バージョンに陥ると思われます。Ⅰのケースで内容を確認して、早速 買い替えなどの行動をお勧めします。皆さんお分かりだと思いますが、子供をモウケタ場合「働き口が減って、食い扶持が増える」事に他なりません。自身の状況を知るだけでも、いいと思いますので。

 

■Ⅳのケース

 

~この方は、一番早く行動しなければいけません。売却するだけでしたら、勤務先情報・勤続年数・年収などの住宅ローンの審査に絶対必要な条件は、まったく必要ありませんが、買い換えを行うのでしたら、リストラや転職の前に「確実に」ローンの実行まで終わっていないと、購入自体が出来なくなります。

 

全額現金で購入する以外は、どんなに少ない金額でも住宅ローンは転職したばかりでは、審査基準が厳しく「審査すらしてもらえない」事がほとんどです。猶予はあまりありません。スグに行動してください。

 

※中古住宅の購入のヒントや業者の選び方などなどは、過去のブログをご覧ください。役に立つ情報があると思います。

 

次回は、不動産業界の話などをしたいと思います。

 

今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?

baibai

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この記事を書いた人

賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。

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