ティータイム(知ってお得!?)
ウチコミ!タイムズ編集部
2013/04/22
今回は、新居に越したばかりの方にちょっとした訪問販売電話営業等の撃退法などをお話しします。撃退法と言っても、万能ではありませんがお試しいただく価値はあると思いますよ。
引っ越した途端いろんな業者がやってくるけど…。
~ご存じの方もいらっしゃると思いますが、引越しをされると当然、電気会社に連絡しますよね。そうしないと、電気が使えませんので当たり前なんですが電力会社の人引越しなどの時にが来て、チェックなりして使える様にしてくれますが、最後に銀色のシールをメーターに貼っていきます。
実はこれが曲者で、使用開始日を書いて貼っています。すると、これを知っている訪問販売などの業者がそのシールを見てその住戸の入居日がわかってしまい、営業をかけてくるんです。知っていましたか?
因みに、このシールは自分で剥がしてしまっても電力会社は困りません。どうしても気になる方は、家の外の電気メーターに貼られているシールを剥がして、家の中のブレーカーのあたりにでも貼って置きましょう。これで、解決です!更に、電力会社の方が手続きを終わって帰ったらスグに剥がす事をお勧めします。
■電話などで、掛けてくる営業の撃退法は?
~いろいろなパターンがあると思いますが、基本的に現在の世の中は以前と違い、電話営業が難しい世の中になっているんです。ご存じない方は下記を参考にしてください。
■なぜ?電話営業が難しいのか?
~平成13年4月より「消費者契約法」という法律が施行されています。難しい内容は話がそれてしまうので、簡単に説明しますと、この法律ができるまでは電話営業会社などが、どういう経路で入手した顧客情報で営業をしていたとしても、それを取り締まる法律がありませんでした。この法律は例えば、ある方がアパートを契約したとします。その後そのアパートに入居しますが、途端新聞屋さん、牛乳屋さん、掃除機具類や玄関マットなどなどが次々に訪問・電話してきたり…。
一昔前は多かったですね。入居に際して、不動産会社と契約していますよね。もしかすると、新しい電化製品を買って届けてもらう等の時にいわゆる「個人情報」を相手に渡していたりすると、先の法律の施行前はその不動産会社や電気屋さんなどが、その情報を関係ない相手にもらしていた。とゆう様な事が沢山ありました。
■個人情報って何?
~個人情報とは、個人を特定できる情報の事を言っています。つまり、名前だけではなく住所や電話番号、生年月日などの情報の集まりを言います。名前だけや電話番号だけの単体の情報の場合、情報としての個人に与える影響がそれほど大きくありません。しかし、お話しした様なまとまった情報になると違います。
■なぜ?情報を漏らすの?
~個人を特定できる情報は、今も昔も非常に価値の高いものです。ましてや、一定の行動なり動きなりをしている個人情報ならお金を払ってでも手に入れたい方が沢山います。それ専門の業者さんまでいるぐらいですから…。
専門の業者さん(リスト屋)などは色んな個人情報を沢山集めます。いまでもたまに、「大手企業などから大量の個人情報流失!」というニュースを見ますでしょう。
あの情報は、1件1件は何十円とか何百円という単位で取引されたりしている様ですが、何十万件!になれば大変な金額です。その誘惑に負けて情報を流している方は確実にいます。今の所、情報を完璧に防御する方法は難しいです。
■では、どうすればいいのでしょうか?
~まず基本的に、無用に個人情報を開示しない事が大切です。家のゴミなどを捨てる際に、カードの利用明細などを不用意にそのまま捨ててしまうとか、怪しげなお店やサイトでのカード決済など注意すれば、防げる事はあります。
~それでも、電話などの営業はやみません。
そんな場合は、つぎの通り話してみましょう。「私の電話番号は、どちらでお知りになったのですか?」注意しておきますが、決してキレ気味でやらないでください。あくまでも、冷静に話してください。このきき方で、相手がこまれば・・・あやしい情報入手だという事がわかりますし、相手も面倒な相手だと認識して、もう電話はこないハズです。
どうゆう意味かと言いますと、現在の「消費者契約法」では個人情報を提供した個人が取引先相手に対して、情報のかってな伝達を規制できる内容になっています。つまり、個人の許しのある範囲以外に情報を渡すことが禁じられています。これに違反すると、刑事罰・民事訴訟の対象になり、取引会社などから取引中止などの制裁を受けて大ダメージになります。
なので、相手が理路整然とした返答ができなければ、違法な営業活動の可能性が高くなります。当然、その電話を聞く必要も無くなります。ほとんどの場合、相手から電話を切ると思います。
■なぜ?怒ったり、キレたりするのはいけないの?
~稀な話ではありますが、どんな手であるにしろ相手はこちらの情報を持っています。そして、電話をかけてくる人物が悪だくみをしかけているわけではなく、普通に会社勤めをしていて悪気があるわけではないでしょう。会社の命令で、渡された住所録などに電話をかけているだけの人です。その相手を無用に怒って刺激するのは、危険があります。
下手をすると、嫌がらせなどを受けるきっかけにもなりかねません。相手はコチラノ情報を持っています。対してこちらは相手の情報がありません。
昔、友人などからこんな話を聞きました。その方は、相手を怒鳴り散らして酷く追い込んだそうです。すると、相手は冷静な口調で「お寿司とラーメンどちらが好きですか?」と聞かれて、つい「お寿司」と答えた途端「今から、上寿司20人前届くから ヨロシク!!」といわれ、電話は切れたそうです。心配した通り、30分後に上寿司20人前が配達されてきて 大変だったそうです。ちょっと恐ろしいですね。
因みに、着信履歴を見たそうですが非表示だったそうです。脅かすつもりはありませんが、いろんな状況を正確に理解する事が事件・事故の確立を小さくします。 参考にしていただければ、と思います。
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この記事を書いた人
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