「住宅ローンのお話」2
ウチコミ!タイムズ編集部
2012/08/03
今回は、「住宅ローンと景気のお話」をしたいと思います。物の値段は、景気の影響をとても大きく受けます。当然、不動産も同じ状況ですが、どの様な影響をどの様に受けるのかは、わかりにくかったりします。その辺りのお話を、してみたいと思います。
不動産の関係する部分として、世の中の景気と金利はとても重要な要素です。なぜ重要かと言いますと、皆さんも雑誌や不動産業者さんなどから言われた事があるかと思いますが「景気が悪い時・金利が低い時」は、不動産の買い時です!…….。等と言うお話を。では、本当かどうか比べてみましょう。(簡単な例です)
★現在の金利情勢から 金利1.5%(A)
返済期間35年・変動金利
借入金=2000万円
月々=約61,236円
★金利が高い想定で 金利2.5%(B)
返済期間35年・変動金利
借入金=2000万円
月々=約71,499円
まずは、単純に金利の差から月々約一万円は徳する事はわかります。しかし、これだけではありません。
(A)の場合 支払総額=約25,719,492円の場合 支払総額=約30,029,598円
★次に、物件の価格ですが…….。
★物件の価格が安い事は、景気が良い時には手が届かない「ワンランク上の物件」にも手が届く可能性も出てきます。又、住宅購入時には電化製品や家具なども必要になりますが、こちらも比較的安い値段で購入する事ができる。景気が悪い時は、買い手に有利な事が多いです。これらのデータを踏まえて、「景気が悪い時・金利が低い時」は確かにとても有利です。更に、まだしばらくは この低金利が続きそうな気配から、低い金利で少しでも長く 住宅ローン が払い続けられれば、メリットもとても大きいでしょう。
今、住宅を考えている方には大きなチャンスではないでしょうか。という流れになる訳です。しかし、これは物事の 一面 ですね。10人いれば、10人とも事情が微妙に 違います。そこも、考えないといけませんね。このブログ記事から、ヒントになるものを今後もどんどんお送りします。
この記事を書いた人
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