賃貸の初期費用の相場・平均・目安
ウチコミ!タイムズ編集部
2016/03/03
■初期費用は家賃の6カ月分?
アパートやマンションへ引っ越す際にかかる初期費用は、俗に「家賃の6カ月分程度」が相場と言われています。しかし、実際に引っ越してみると、予想より費用がかかる場合も多いのです。予算オーバーにならないように、初期費用の内訳を知っておきましょう。
まず、初期費用の内訳を大まかに算出してみると、次の3つがあることがわかります。
賃貸契約支出
引っ越し業者への支払い
家具や家電の購入費用
一番かかるのは賃貸契約費用ですね。具体的には敷金・礼金・仲介手数料の他、保証料・消毒料・鍵交換料・火災保険料、前家賃・共益費等がかかることがあります。それらを合計した額が「家賃の6カ月分程度」と言われているわけです。
最近では、敷金・礼金・仲介手数料は減少傾向にあります。礼金・仲介手数料ゼロを売りにした不動産会社も増えていますが、最低でも家賃の2カ月分はかかると見ておいた方がいいでしょう(仲介手数料などの減収分を家賃などに乗せている業者もあるようなので、家賃相場との比較も怠らないようにしましょう)。
保証人を立てる場合は保証会社を利用する必要はないはずですが、実際には数万円の保証料を強制されるケースもあるようです。消毒料や鍵交換料は、部屋のリフォームが終わっている場合はかからないこともあります。
火災保険に関しては、最近は新しい商品がたくさん登場しています。大家さんや不動産業者が勧める保険は古い場合があるので、自分でリーズナブルなものを探すと保険料を抑えることができます。
前家賃については、2カ月分の前払いが求められる場合が多いようです。共益費がある場合は、共益費も合わせて請求されるでしょう。
■予算は慎重に計算しよう
「家賃の6カ月分程度」の出費を覚悟していたとしても、意外とかかってしまうのが引っ越し業者への支払い。一人暮らしだからと格安の引っ越し業者を探しても、荷物が予想以上に多いと料金が跳ね上がることがあるので、注意が必要です。
また、家具・家電代も合わせて考えておいた方が良いでしょう。学生が初めて一人暮らしをする際にはだいたい10万円以上は必要ですし、結婚や同棲で二人暮らしを始める場合は、一人暮らしの倍程度はかかります。例えば洗濯機や炊飯器なども二人で使えるものが必要になるでしょうから、新調することになるはずです。
引っ越し業者への支払い、家具・家電の出費も考えると、引っ越しにかかる初期費用はなかなか「家賃の6カ月分程度」では収まらないことがわかります。特に二人暮らしを始める場合は、新しい生活に必要なものを確かめてから予算を組みましょう。
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この記事を書いた人
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