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賃貸募集成約事例ファイル――情報収集力・論理力・行動力・分析力…そして人間力で賃貸経営を行う若き事業家

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画像提供/紙田オーナー

「賃貸募集成約事例ファイル」――それは賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例を紹介するコーナー。今回は、35歳にして自らの不動産経営法を確立し、完璧で隙のない戦略と、スマートな対応力でウチコミ!を使いこなす紙田オーナーに、賃貸経営を始めたきっかけや賃貸経営に対する考え方を聞いた。(取材・文/浦邊 真理子)


画像/インタビューはオンラインで行った。コロナを機に都心から地方に移住し、本業のIT業と賃貸業を営んでいるという

不動産投資を学び始めて5カ月でウチコミ!に登録

紙田オーナーがウチコミ!に初めて登録したのは、まだ一年もたたない2020年8月である。IT業界で独立し事業展開をするなかで、事業の一環として不動産投資の勉強を始めたのは20年3月。最初は不動産投資にそこまで興味があったワケではない。「やってみたかった」くらいの感覚だったとオーナーは振り返り、こう語る。

「軽い気持ちで、大家の会である『Clubクリエ』に入会したのが20年3月、ここのメンバーからウチコミ!での成約事例を聞き、8月にすぐにインターネットで調べ登録しました。ウチコミ!の仕組みも使い方もスムーズに理解できましたね」

勉強開始からわずか一年半で、所有物件は埼玉県、千葉県、神奈川県で5軒になったそうだ。

反響のある物件をつくるには揺るぎないロジックが必要

今回成約した物件は、埼玉県春日部市にある戸建て物件である。

この物件には、わずか数カ月の間に25件もの内見予約が入ったというから驚きだ。社会問題にもなっている空き家問題もあり入居付けが難しい時代に、新築でなく、賃料を安くしているわけでもないのに(この部屋の賃料は相場より高く設定していた)、なぜそれだけの反響があったのか。紙田オーナーに聞くと、そこには揺るぎないロジックがあった。

「自分は、明確な戦略を立てて賃貸経営を行っています。賃貸物件が溢れるなか、ライバルが少ない物件をつくることに勝算があると考えています。戦略の一つとして、現在は、築古戸建てを購入しリフォーム・リノベーションを行い『ペット可』にすることで、供給が少なく、需要が多い『埋もれない物件』になります」(紙田オーナー)

自らの足を使って「戸建て」「築古」物件を探し、購入する。そして自らの人脈を使い、デザインを決めたらリフォーム・リノベーションだ。水道屋、電気屋、大工とそれぞれの専門に分けて発注、自らができるDIYも進んで行うという。物件に足を運ぶのも40回以上にもなり、決して「丸投げ」はしないスタイルだ。そのように自らの手で仕上げた物件は、愛着や思い入れが生まれるのだろう。


築古戸建てを購入しデザイン性のあるリフォーム・リノベーションを行う 画像提供/紙田オーナー

オーナーとして時代の変化をキャッチする

紙田オーナーは、地元の不動産会社、約20社にインターネットサイト、そのほか多くのチャンネルを利用してもらい入居付け行っている。そのなかでウチコミ!を使った感想を聞いてみた。

「自分のこだわりや撮影した写真を使い、自分自身で物件のよさを伝えられること、入居希望者と直接やり取りできることは、ウチコミ!を利用する大きなメリットですね」(紙田オーナー)

紙田オーナーの物件ページは、入居希望者が知りたい情報をまとめて記載しているので、情報を見て内見にくるときには、最終確認といった感じになるそうだ。そういったかたちで内見となると、グッと成約は近づくだろう。オーナーの想像力と、入居者目線に立った経営方針のたまものだ。

「入居者目線」という言葉は、昨今よく聞くようになった。賃貸業界にもCS(カスタマー・サティスファクション)の概念が広がっている。オーナーとして、時代の変化をキャッチすることはとても重要だ。

人気物件なのになぜ値引き交渉に応じたのか

「今回成約した方とのやりとりで、敷金2カ月を1カ月分減額してほしいという依頼がありました」(紙田オーナー)

紙田オーナーは即答で快諾したという。人気物件なのになぜ値引き交渉に応じたのかを聞くと、メッセージをやりとりするなかで、この入居希望者が信頼できる人物であり、本当に物件を気に入ってくれていると感じたそうだ。

物件を気に入って入居する場合、長期入居につながることが多い。長く住んでもらうことは、オーナーにとって安定した賃貸経営となる。そして、敷金はオーナーの収益ではなく預り金なので、やり方によってはマイナスにはならない。紙田オーナーは悩むことなく即決即答できたのである。

しかし、さすがに値引き交渉ばかりされると嫌気が差すし、断ることもあるという。前提に「信頼ができる人物」「この人に住んでほしい」と自分が思えるかどうかが重要なのだ。ウチコミ!以外で募集した場合、入居希望者の人柄まで知ることは難しいだろう。入居希望者にとっても直接オーナーとやりとりできるほうが、いろいろな意味でメリットは多いのではないだろうか。

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この記事を書いた人

賃貸募集成約事例ファイル 担当編集

「賃貸募集成約事例ファイル」では、賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例や、ちょっとしたアイデアで空室が解消された事例などを紹介していきます。それぞれの工夫や取り組みが、賃貸経営に悩めるオーナーに対して少しでも参考になればと思います。

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