賃貸募集成約事例ファイル――広告料を2カ月分払うよりできることがある ウチコミ!は「自分の本気度」を試せる場
賃貸募集成約事例ファイル
2019/11/20
「賃貸募集成約事例ファイル」――それは賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例を紹介するコーナー。今回は、東京都青梅市二俣尾アパートオーナーIさんに話を聞いた。
「管理会社に任せておけばいい」ではなく、自ら募集に取り組む
――賃貸経営をはじめたきっかけは何ですか?
父の代から賃貸経営をしています。2013年までサラリーマンをやっていたのですが、震災を機に「家業もあるし、何かあってからでは遅いな」と思い、私も父の手伝いでオーナー業をすることにしました。現在ビルとマンション、青梅にあるアパートを所有しています。
――管理会社は利用されていますか? それとも自主管理ですか?
今回成約した青梅の物件だけ距離があるので管理会社を利用しています。父の感覚だと「管理会社に任せておけばいい」というイメージがあります。しかし、管理会社に任せているだけでは「空室になっても具体的に行動してくれない」ということが多いです。だから自分でも入居者募集に取り組んでいます。また、資格を取得したり、「空室対策」に関するセミナーで情報を得てホームステージングなども実践しています。
ホームステージングやポップで物件の第一印象をアップ
――ウチコミ!をはじめたきっかけは何ですか?
ウチコミ!のセミナーに参加したことがきっかけです。「ウチコミ!は自分に向いているかな?」と思いながら始めました。以前、不動産会社に広告料2カ月で募集していたことがありますが、「なぜ2カ月も払わなくてはいけないのだろう? ほかにもっとできることがあるのではないか」と思ったことも、ウチコミ!で募集をはじめた理由でもあります。
――物件にはどのような工夫をしていますか?
ネット上で物件を訴求する際、まず「印象に残ること」が大切だなと、第一印象を大切に考えています。具体的にはホームステージングやポップを作り写真映りをよくしています。
写真も綺麗に撮ることが大切なので、一度ウチコミ!のプロカメラマン物件撮影サポートで撮っていただきました。その写真を参考に最近は自分で撮影しています。今度は広角レンズを買おうかなと思っています。
――今回の成約の流れについて教えてください。
シングルマザーの入居希望者から連絡がきました。最初、詳しい情報がわからなかったので多少戸惑いはありました。エージェントを交えて3者間で話が進むにつれて、地方からの上京で仕事場も都内であることが分かりました。
当初は正直難しいのではと思いました。しかし、内見するまでは分からないので実際にエージェントと3人でお会いしたのです。当日「電車の乗り継ぎがうまくいかず20分くらい遅刻する」という連絡がありましたが、実際には5分くらいで物件に来てくれました。どうやらタクシーを使って、急いで来てくれたようです。「そこまでしてくれるのか」と誠意を感じましたね。
私が「どうしてこの物件にしようと思ったのですか?」と質問したら、「子どもを育てる環境を第1に考えたからです。通勤などは頑張れますので」というお返事で、とても印象の良い方でした。
この3〜4カ月の間で部屋が複数空室になる予定なので、今回そのうち1部屋が決まって、すごくよかったです。
大切なこと それは物件愛
――これからウチコミ!を使う大家さんにメッセージをお願いします。
自分としては、ライバルを増やしてしまう話になってしまいますけど(笑)。
ほかの大家さんのPRコメントを見ると、あまり文章を書いていないなと感じました。正直「もうちょっと自分の物件に愛着を持った方がいいのではないかな」と思います。
大切なのは物件愛といいますか、「物件に対してどれだけ本気になってやれることをできるか」ということです。ウチコミ!は「自分の本気度」を試せる場ではないでしょうか。だって調べようと思えば、募集方法はいっぱいありますから。「何をやっていいか分からない」は言い訳に思えます。何でもできますよ!
この記事を書いた人
賃貸募集成約事例ファイル 担当編集
「賃貸募集成約事例ファイル」では、賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!を活用し、実際に成約した事例や、ちょっとしたアイデアで空室が解消された事例などを紹介していきます。それぞれの工夫や取り組みが、賃貸経営に悩めるオーナーに対して少しでも参考になればと思います。