賃貸物件の内覧時に注目したい4つのポイント
ウチコミ!タイムズ編集部
2016/04/20
新生活のスタートや住み替えで新しい物件を探すときは、さまざまなことに注意しなくてはなりません。特に見落としたくない部分については内覧時にしっかりチェックしたいですね。
今回は、賃貸物件を内覧するときに特に注意したいポイントをご紹介していきます。
賃貸物件周辺の状況をチェック
賃貸物件を内覧するときはつい部屋の中ばかり気になってしまいますが、周囲の環境や状況をチェックするのも大切です。実際に住み始めてから「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないようによく調べてみましょう。
車の音や話し声などの騒音の確認
近隣飲食店からの臭いや煙は気にならないか
賃貸物件の通路やゴミ捨て場などはキレイに保たれているか
ベランダから人が侵入できるような経路がないかの確認
これらは実際にその部屋に住んでみないと分からないことが多いですが、内覧時でも十分チェックできます。また可能なら、一度は夜に賃貸物件を訪れてみることも大切です。静かな夜を過ごせるかどうかで、その後の生活は大きく変わってしまいますよ。
住みやすい環境なのかチェック
住み始めると大切なのは、生活に必要なお店や施設が揃っているか、ということです。間取りや広さが魅力でも、生活に不便な場所に住むと結局は住み替えたくなってしまいます。
スーパーやコンビニ、銀行、病院は近くにあるのか
携帯電話の電波状況と賃貸物件のネット環境
ゴミ捨て場、自転車置き場、駐車場の有無
駅までの距離と時間
毎日の生活に欠かせないものが、どの程度揃うかは賃貸物件を決める際の大きなポイントとなります。
建物の状況をチェック
賃貸物件は何度かリフォームをしてその外観を保っていることがあります。その場合は、建物自体の傷み具合や強度などをしっかりチェックしましょう。
外壁にヒビなどはないかの確認
壁の厚さやある程度の防音はできているか
窓の開け閉めはスムーズか
建物そのものの状況は意外と見落としがちです。しかし、生活してみると建物の状況がとても重要なポイントであると気づきます。
部屋の状況をチェック
最後に一番気になる部屋の中をチェックしていきましょう。特に注意したいのは、水回りと毎月の支払いが発生する公共料金に関わる部分です。
キッチン、お風呂、洗面所、トイレ、などの水回りの排水状況
各部屋、クローゼットの隅などのカビ
天井にシミがないか
都市ガスかプロパンガスか?下水道か浄化槽か?
各部屋の電気コンセントの数と位置
クロスが剥がれている場所(剥がれていると結露がつきやすい可能性あり)
水回りは毎日の生活にとても重要なので、排水や水圧のチェックとともに衛生状況も確認しましょう。カビが生えた跡がある部屋は、湿気が溜まりやすく風通しが悪いかもしれません。また、ガスは都市ガス、水道は上下水道、のほうが安くなります。浄化槽は排水管からの臭いが気になる場合があるので確認しておきましょう。
この先長く住むことになる新しい部屋は、あなたの生活の中心です。その部屋でいかに快適に過ごせるかは、この内覧時にどれだけ部屋をチェックできたかにかかってきます。納得いくまで内覧して大切なことを見落とさないようにしましょう。
この記事を書いた人
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