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「賃貸住宅」で気になる近隣関係の話

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昔の様な「朝の挨拶」に始まり、「回覧板」を回したり、「お裾分け」などのお付き合いが出来ていた世の中でしたら、こんな心配もほとんどないのでしょうが、今は「一言も発しなくても」 普通に暮らしていける世の中になってしまいました。

 

いい、悪いは別として 住宅の場合(特に集合住宅)壁や床、天井を接している為完全なプライバシーは、難しくなります。ちょっと考えてみてください。

 

「朝、お隣さんと会ったりした時に挨拶していますか?」「ベランダで目があった時に会話をしてますか?」あまりしていないな~ という方が多いのでは?今だと普通こんな感じですよね。しかし、やはり人間社会ですから実は大事だったりします。出来れば、入居する前に周りの入居者の事を知りたい!これも、皆さんの気持ちでしょう。

 

そこで、不動産屋さんに「物件を案内」してもらう際に駅からの距離や部屋の設備、間取りばかりではなく隣近所の音や隣近所の外から見える生活ぶり等も良く観察してください。

 

例えば~

 

①集合ポストの状態

 

~やたら壊れているとかゴミ箱のようになっている集合ポストの周りにチラシが散乱しているなど住んでいる方の神経が伺える部分の一つです。やたら壊れているのは、怖いですよね。

 

②自転車置き場

 

~ほとんどゴミの様な自転車が放置されているとか置き方も雑然としている。整理・清掃状況が悪いこれもポストと同じですね。置かれている自転車の種類も重要な情報源です。子供を乗せるキャリアー状の付いているものが沢山あれば、小さなお子さんのいる家庭が台数分入居されているのかな...など

 

③ゴミ置き場(設置されている場合)

 

~ここも清掃状況、使用状況を見るだけでいろいろ伺い知る事ができますね。放置物が多い(ルールを守らない人がいる?)やたら壊れているのは嫌な感じです。

 

④隣、上下階の玄関付近・廊下周り

 

~ここも整理状況などから、多くの情報が得られる場所です。どう考えても共用の廊下なのに私物を所狭しと並べたてているとかバイク等を無理やり持ち込んでいるなどわかりますよね。

 

⑤隣、上下階のバルコニーの状態

 

~階数によっては見る事が出来ませんが、隣近所だけに限った事ではないですね。バルコニーがゴミでいっぱい的な住居があるのは面倒が起りそうな予感がしますよね。洗濯物の状況もヒントをくれます。家族状況などいつから干しっぱなしかわからないようなのも重要な情報になります。

 

⑥最後に、であった住民の方

 

~ここで隣の住居の方に出会えたらラッキーです。「積極的に挨拶してみましょう」相手の反応だけでも、貴重な情報です。隣の方でなくても、同じように挨拶はしておきましょう。どんな感じの方かはわかります。

 

 

いかがですか?結構な情報が取れると思いませんか?あとは、案内して頂いた不動産業者に聞いておきましょう。できれば、そのアパートなりを管理している業者さんに聞くのが、一番良いのですが、適当な業者さんもいますので①~⑥の努力が絶対生きてきます。

 

尚、アパートを管理している業者さんを探す方法は2回ほど前のブログをご覧ください。ただ、これで100%解決! とはいかないですね。では、そんな時どうすればいいか?

 

自分の体験談なのですが、参考になればとご紹介します。自分が、新婚の頃 ある2階建てのアパートに住んでいた時の話です。

 

自分は、1階の部屋で子供二人と家族4人で住んでいました。(子供は、幼稚園まえの幼児2人です)当時、2階は誰も住んでいなかった為とても静かでした。程なく、その2階の部屋に自分たちと年齢の変わらない夫婦が赤ちゃんと3人で入居しました。ちょうど、自分がお休みの日に越してきたので相手を見かけて、お互い軽く挨拶などしました。

 

ところが、それからと言うもの毎晩のように深夜1時ごろに、洗濯機は回すわ、掃除機をかけ始めるわで、騒音に悩まされる事になりました。皆さんもご存じの通り、アパートの作りはちょっと頼りないぐらい音の問題に弱くできています。最初は我慢していましたが、さすがにだんだん腹が立ってきて、2週間立たないうちに我慢も限界となりました。

 

ただ、このまま怒鳴り込んでも素直に謝ってもらえないと、自分も収まりがつきません。そこで、一芝居打つ事を考えつき 実行に移しました。いいかげんうるさいと思った瞬間にそのまま2階の相手のお宅に駆け上がり凄い勢いでインターホンを6~7回立て続けに鳴らしました。

 

すると、奥さんが玄関チェーンを掛けたまま玄関に現れ、怪訝な顔をして「どなたですか?」すかさず大きな声で「大丈夫ですか! 警察呼びましょうか!?」と話しかけました。すると奥さんは、びっくりしてご主人を呼びに奥へさがりました。すぐにご夫婦が玄関に戻って、ドアを開けました。

 

自分から「物凄い音がしたので、何かあったのかと...」「警察呼んだ方がいいのかと...」と、話しました。すると、そのご夫婦はその場で「すいません」「実は、子供がアトピー性皮膚炎で、奥さんはそのケアに躍起になっていて...」と説明をしてくれました。

 

その後この縁で、自分の家内とその奥さんと仲良くなり、お互いに気を使うようになりまた、お互いの家庭の状況なども見えるようになり目出度く解決しました。

 

全てが同じように上手くいくとは限りませんが単純に、怒鳴り込まなくて良かったと思っています。それだと多分、仲の悪いお隣さんにしかなれなかったと、今でも思います。

 

不思議なもので、同じピアノの音でも「隣の〇〇ちゃんが練習してるんだね」 というケースと「誰が弾いているかわからない」 ケースでは感じ方も全然違うのが、人間だったりします。ましてや、嫌な事が重なっているときなどは...

 

皆さんの何かの足しになれば...と思います。

 

貸主も借主も気持ちよく良い関係を作りたものです。

部屋を貸したい人、部屋を借りたい人が集まり、コミュニケーションをしているサイトがあります。ウチコミ!と言います。借主さんも貸主さんも一度覗いてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

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