「聞きコミ!大家さん」ーー欧風住宅風エントランス、設備充実の賃貸アパート
「聞きコミ!大家さん」
2017/02/26
2017年2月26日取材 1/2ページ
さてこの懐かしい日本の風景は、どこでしょう?
実はここ、横浜市青葉区なんです…!
青葉台駅から車で8分のところにある「寺家ふるさと村」で、この懐かしい景色を見ることができます。青葉台は渋谷から田園都市線で約30分ですが、名前の通り緑豊かな地域なんです!
そんな青葉台に、ある物件が建っています。まるで絵本から出てきたようなお家…実はこれ、賃貸アパートです。
物件名は、「Wilshire five seasons(ウィルシャーファイブシーズンズ)」。青葉台駅からバスで12分、徒歩2分の立地にあるこちらの物件は、駅から離れていますが、周りには自然が多く、静かな環境。子育てをするファミリーには、とてもいい環境です。
この物件のオーナーは、「林 浩一(はやし ひろかず)」オーナー。 四季折々のイベントや飾りつけを物件に施し、入居者さんファミリーや、子どもたちの成長をあたたかく見守る大家さんです。 3月ということで、今回はお雛様の恰好に扮して林オーナーと、青葉台をおさんぽ♪ 林オーナーは、なぜこんなに素敵な物件を建てたのでしょうか? 林オーナーに、まずは物件でインタビューしました!
奥様が一目惚れする赤いキッチン、ホームステージングはアンティークで統一
青葉台で生まれ、高校まで青葉台で過ごした林オーナー。高校卒業後は、ロサンゼルスの学校に留学。英語やホスピタリティを学びました。
あかね留学先での経験は、今の賃貸経営にどのように生かされていますか?
林オーナーロサンゼルスの経験は、今のホームステージングに役立っています。例えばアンティークのものを取り入れたり。留学したのはたった2年間ですが、今の私の感覚や考え方に大きく影響しています。
ホームステージングとは…間取りやインテリアに合わせた家具や小物類を入れて空室を演出することなんです。欧米ではホームステージングをするのはあたりまえ。
あかねホームステージングも見事ですが、お部屋の設備もとっても充実しています…!
林オーナーキッチンは、分譲マンションのように広いです。物件はオール電化・エコキュートなので、光熱費の節約ができますよ。
林オーナーファミリーに人気のカウンターキッチン。裏側には外国製の輸入壁紙を貼っています。
あかねリビングにおいてあるテーブルは、よくみると天板がアンティークのドアですね!
あかねこのテントかわいい~!中に入ってみたいです!
林オーナーこのテントは子どもに大人気ですよ。お子さんが内見に来たときは、まっさきに入っちゃいますね。しかもこのテントは特典です!3月31日までに入居した方には、このインディアンテントをプレゼントします。
旅行会社での経験を生かして 入居者を楽しませる物件の飾りつけ
2年間の留学を終え、林オーナーは旅行会社に就職。タイやフィリピン、シンガポール等のツアー企画を考える仕事をしました。季節に合わせた旅行内容を考えたり、現地に行って企画調査をしたり、サラリーマン時代の「四季に合わせて人を楽しめる」という習慣が、今Wilshire five seasonsで林オーナーが行う行事の数々に結び付いています。
あかねWilshire five seasonsではどんな行事をしていますか?
林オーナー3月3日雛祭りにあられを配ったり、エントランスにひな人形を飾っています。七夕には、笹を自分で切ってきて短冊やペンをエントランスにおいて、入居者さんに書いてもらっています。一番力を入れているのはクリスマスシーズン。アンティークの梯子で作ったクリスマスツリーや、外壁に雪の結晶のライトアップや、アニメーションを映しています。
こんな素敵な物件なら、子どもたちは毎年クリスマスが来るのが、ワクワクで仕方ないでしょう!
入居者は主人公、四季を感じる物件で始まる家族のストーリー
旅行会社を退職後、賃貸経営をしていたお父様から引き継ぎオーナーとしての人生が始まりました。林オーナーは、新しくファミリーを対象にした物件「Wilshire five seasons」を建てたのです。
あかねこの物件の名前の意味はなんですか?
林オーナー『Wilshire』は、私がロサンゼルスの大学に通うときに毎日通った『ウィルシャーブルーバード(大通り)』という通りの名前からとりました。『five seasons』は、「五季」という意味。ファミリー物件として住んでくださる方に、四季を感じて住んでほしい、それに加えて家族にとっての一季、つまり思い出を作ってほしいという想いからつけました。
あかねとても素敵ですね。Wilshire five seasonsの入居者さんは、『ファミリーや子育てをしている人』と最初から想定していたのですか?
林オーナーはい。ファミリーに住んでほしいと考えていました。季節を感じながら生活でき、ファミリーがそれぞれのストーリーを綴っていくような物件をブランディングしたいと思っていました。
物件の前のプランターには、四季折々の植物が植えてあります。
入居者さん同士の良好な関係作りは、入り口から始まる! 住環境を守る定期借家契約
Wilshire five seasonsは、林オーナーが、ロサンゼルスに留学していた時に住んでいた学生寮をモチーフにしています。その外観の美しさに加えて、耐震性や気密性にもすぐれている「ミルクリーク輸入住宅」で建てました。自宅用で建てる人が多いミルクリークをなぜ林オーナーは、賃貸で作ったのでしょうか。
あかねミルクリークで建てようとした決め手はなんだったですか?
林オーナーどうしても、エントランスがあるアパートにしたかったんです。それは留学時代、学校から寮に帰ると、みんな1つのエントランスと中廊下を通って、それぞれの部屋の中へ入っていくんです。学生同士と必ず会いました。中廊下から個々の部屋に分かれていく様子は、みんなで一つの家に住む「ファミリー」という感じがしたのです。Wilshire five seasonsでもそうしたかった。エントランスや中廊下を作ってくれるといったのがミルクリークでした。
あかね実際、エントランスがある形にして入居者さんの様子はいかがでしたか?
林オーナー中廊下の中に郵便ポストや宅配ボックスもあるので、そこで入居者さん同士が出会う機会が増えました。隣にどんな人が住んでいるかわかっている方が安心。入居者さん同士もうまくいっています。
あかね小さなお子さんがいる家庭は特に、周りにどんな方が住んでいるか気になりますよね。
林オーナーもし夜中に騒いだりする困った入居者さんがいても、通常、入居者さんは引っ越しして生活を始めなければ隣にどんな人が住んでいるかはわかりません。気づいてもすぐに引っ越すことはできませんし、困った入居者さんが出るのを待つといっても、永遠と住んでいるかもしれない…。この物件では住環境と善良な入居者さんを守るために、2年間の定期借家契約(再契約型)で入居者さんと契約をしています。夜中に騒いだり共有部を汚すなど、ルールを守れない人とは再契約しません。その結果、ルールを守る人が再契約をして住み続けるため、物件全体の環境を守ることができます。
そしてWilshire five seasonsが建ってから、今年で7年目。今まで定期借家契約を再契約しなかった人はいません。みなさんとても良い方たちで、入居者さん同士良好な関係を築いています。
林オーナー『ここでの暮らしが楽しかった』という言葉をもらうと、「やっていてよかった」と思います。子どもの幼少期は大事な時間。そういうときに楽しかったWilshire five seasonsのことを覚えていてもらえたらうれしいです。入居者は主人公です。大家さんは黒子的にお手伝いする存在であればいいと思っています。
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この記事を書いた人
「聞きコミ!大家さん」 担当編集
「聞きコミ!大家さん」では、賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!をどのように活用しているのか、建物へのこだわり、ちょっとしたアイデアで空室が解消された事例などを紹介していきます。それぞれの工夫や取り組みが、賃貸経営に悩めるオーナーに対して少しでも参考になればと思います。