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ワンランク上のインテリアでお客さまをお出迎え

フロアタイルを並べるだけで、ビンテージウッドフローリングに早変わり!

嶋崎都志子嶋崎都志子

2016/06/02

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フローリングの上にそのまま敷ける薄型フロアタイル


(写真左)出所:http://www.sanwacompany.co.jp/shop/c/c326811/ (写真右)木目調の長方形のフロアタイル

<今回紹介するDIY>
  難易度  ★★☆
  予 算  ¥10,000〜

お部屋のなかで大きな面積を占める床は、色味や質感が変わるだけで印象が大きく変わりますよね。以前にご紹介したクッションフロアーシート(以下CFシート)は安価でお手軽な初心者向けでしたが、今回は本格的なビンテージウッド柄のフロアタイルをご紹介します。玄関回りやリビングなど、来客のあるところを変えてワンランク上のインテリアでお客さまをお迎えしましょう。

300〜600ミリメートルの正方形フロアタイルは以前から「Pタイル」という名前でホームセンターなどで販売されていました。Pタイルの質感はツルツルとしていて、シックなマーブル柄からポップな色合いもそろっています。

最近は木目の質感をリアルに再現した長方形のフローリングタイプのものが人気を集めています。基本的には箱単位で販売されていますが、バラ売りされているところも多くあります。特徴としては厚さが2〜3ミリくらいと薄いので既存のフローリングの上に敷いてもドアの開け閉めに支障なく使用できます。

フローリングを剥がす手間が省けるので住宅のリフォームでもそのまま使用されていることもよくあります。1箱に○枚入り(約●平米分)と表記されているので自分が敷きたい場所の大きさを測って購入しましょう。

※ちなみに、今回はサンゲツのWD402ビンテージオークを使用しました。
http://www.sangetsu.co.jp/product_search/detail/WD402/

フロアタイルを敷いてみよう


壁の端までたどり着いたら長さを測り、金定規とカッターでカット。何回か浅く切れ目をカッターで入れて、手で折り曲げるとスムーズ

フロアタイルには剥離紙を剥がして貼るだけのもの、接着剤で貼っていくものなど種類があります。今回は賃貸物件でも現状復帰がしやすいようにポリプロピレン性の両面テープでつなぎ目だけをとめて貼っていきます。

○用意するもの
メジャー、カッター、金属製の定規、ポロプロピレン性の両面テープなど。

○フロアタイルの貼り方
(1)最初の一列を壁に沿って並べる
 人の目に触れやすい部屋の入り口や、窓回りなどに最初の基点となる一列を壁に沿って並べていきます。既存のフローリングの継ぎ目を目安に1枚ずつ横並びに貼っていきましょう。本来ならばしっかりと両面テープを全面に貼っていく方が強度を保てますが、今回は隣のタイルとのつなぎ目だけを両面テープで固定します。

壁の端までたどり着いたら長さを測り、金定規とカッターでカットします。一気に切るのではなく、何回か浅く切れ目をカッターで入れたら、手で折り曲げると簡単で綺麗にカットができます。

2列目は1列目の最後に使用したフロアタイルのカットの残りから貼り始めることで、隣の列とつなぎ目の位置が徐々にずれていくので見た目にもリズムが出てきます。

(2)部屋の端の凹凸に合わせて印をつける
 部屋の端は、柱やドア枠の凹凸があったり、長い年月を経て正確な直角では無かったりします。凹凸に合わせてカットするには、金定規で凹凸部分にぶつかるフロアタイルをあてながら、凹凸の縦と横の線をボールペンで印をつけていきます。


(写真左)凹凸の横の線を定規で印をつける (写真右)凹凸の縦の線を定規で印をつける

(3)部屋の端の凹凸に合わせてカット
 ボールペンで印をつけた線に沿ってカッターで浅く切れ目を何回か入れ、最後に力を入れてカットします。カットする際は怪我のないように細心の注意を払って、丁寧に切っていきましょう。


(写真左)凹凸に合わせてカッターでカット (写真右)ぴったり合いました

貼り方のコツとちょっとしたウラ技

フロアタイルを並べていく際、なるべく隙間がなくなるように隣のタイルに押し当てながら次のタイルを貼っていきます。若干の隙間でも積み重なってしまうと、だんだんとずれていってしまうので、途中で壁との垂直等を確認しながら貼るのがいいでしょう。

それでも継ぎ目部分には目には見えないくらいの隙間はできてしまいますので、時間と共に継ぎ目の両面テープの糊部分にほこりが溜まってしまう場合があります。

そこで! フロアタイルを貼ったあとに重曹(粒子が細かいものがおすすめ)を継ぎ目に擦り込ませておくことで、両面テープの糊部分を吸着させてホコリを入りにくくしておきます。擦り込ませて残った重曹は掃除機で吸い込んでおきましょう。

クッションフロアーシートよりは高価ではありますが、上質でワンランク上の仕上がりになります。長く住むつもりの賃貸物件ならば、質感にこだわった素材選びもおすすめです。ぜひ、挑戦してみてください!

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター

ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。

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