一人暮らしでも飼育しやすいペット、ウサギ!引越しで気をつけることは?
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/06/23
こんにちは。ながれだあかねです。
見た目は可愛くって、ふわふわしていて小さくておとなしい。(ついピンク色で描いちゃう気持ちもわかる!)かと思えば、意外にも低い声で「ブーブー」鳴いたりして。子どもから大人までウサギの魅力に虜になります。
ウサギは外に散歩する必要がないし、鳴き声も小さく、糞はコロコロして小さいので掃除も楽チン。一人暮らしでも飼育しやすいペットとしてあげられます。
ウサギって寂しかったら死んじゃうんでしょ〜!わたしもそうなの〜!
1.ウサギは、寂しくても死なない。
朝から晩まで主人いなくても平気です。むしろ24時間何も食べられない方が、生命の危機。
2.モルモットとウサギのフォルム似てるけど、赤の他人。
モルモットと間違えてくれるやついるんだけど。私はウサギ目。あっちは齧歯類で、テンジクネズミ属なんです。足の指の数だって違うので気をつけてください。
ウサギの前足、5本指。後ろ足は4本指。
モルモットの前足、4本指。後ろ足は3本指。
3.ウサギは汗をかけないから、耳から熱ビーム。
汗をほとんどかくことができません。だから体温調整は耳でしてます。耳から熱を放出してるので、耳は絶対引っ張らないでいただけますか。
4.ウサギにもいろいろな種類がある。飼育しやすいのは。
「ネザーランドドワーフ」
オランダで品種改良されたウサギ。ネザーランドドワーフは、大人になっても26cm、体重は1kgほどしかなく、小柄なウサギだ。元気で人懐こい性格をしている子が多い。
「ロップイヤー」
子ウサギの頃には垂れていない子も、成長にしたがって垂れ耳になる。ロップイヤーの種類によってから体の大きさに差がある。ロップイヤーの中でも大型種は、6kgを超えることもあるそう!
「ダッチ」
白と黒のツートンカラー。パンダのような見た目をしているウサギ。個体差はあるが、性格も温厚で人になつきやすい。
飼育する環境を整えよう!
基本的にケージのなかで飼育する。床には牧草を敷きつめたり、物陰に隠れることができる場所も作ろう。床は部分的に頑丈なフローリングにするのがおすすめ。不潔な床の上で過ごしてしまうと、足の潰瘍を引き起こしてしまうこともあるそうだ。
ウサギは高温多湿が大の苦手!
汗をかけないウサギにとって、梅雨や夏はもっとも苦手な季節だ。ウサギが快適に過ごせるのは、15度〜26度。湿度は40~60%くらい。エアコンや除湿機を使って調整しよう。
<ウサギの耳は、高い音に敏感!>
人間は1万7,000ヘルツ、ウサギは最大4万2,000ヘルツまで高音を聞き取れる。逆に低音は聞きづらい。食器のぶつかる高音や電子音などはウサギの嫌いな音。ウサギのそばで鳴らさないように!初めてウサギを迎えるときは、ストレスを与えないように静かなところにおいてあげる。音に慣れさせるために、たとえばテレビを見るときは、最初は小さめの音で見たり、掃除機などをかけるときもウサギを離れたところにおいたり、「音がでるよ」とウサギに声をかけてから始めるなど。
<匂い対策>
ウサギのおしっこは匂うので、トイレが汚れたらすぐに替えよう。また餌の牧草は、おしっこがかからない配置にする。(牧草におしっこがかかると臭くなる。)
<ウサギにかじられて危ないものは隠す!>
ウサギは本能的に、いろいろなものをかじる!ケージもかじられるので、丈夫なものにしよう。電源コードなどはかじりやすくて標的になるので隠すかカバーをつけて!かじられたら火災の原因にもなりかねない。また輪ゴムやタバコなども飲み込まれたらとても危険なので、放置しないこと。
ウサギの食事は?
草食動物なので「干し草」をあげよう。いつでも自由に食べられる環境を作ろう。ペレットフードはほんのすこし与える。(ペレットフードとは、固形の栄養補助食のこと。)また生の野菜や果物などのおやつも適量与える。根菜類は薄くスライスして与えること。毎日、水分補給(60~150ml)が必要。
ウサギにあげてはいけないもの:シロップ漬けのドライフルーツ、パン、クッキー。炭水化物は腸内の異常発酵につながる。
ウサギの飼育費用は?
ウサギ自体は、種類にもよるが8,000円〜10,000円程度で買える。うさぎのケージは、ペットショップで10,000円前後で購入できる。食事は毎月1,000円程度。トイレ砂も1,200円。そのほかおやつなどを購入しても、初期費用はペットの餌も含め3万円前後で準備できるだろう。
ウサギを連れて引越しするときに気をつけることは?
体が小さいうさぎはデリケートで、温度変化などで大きなストレスを感じてしまう。一番負担が少ない方法は、エアコンで車内の温度調節が可能な「車」での移動。
1.後部座席にケージを固定する。シートベルトを柵に通して固定。
2.夏場の場合は、保冷剤なども利用して涼しくしよう。移動中は水を飲まない可能性があるので、水分が多く含まれている野菜などをあげる。
3.リラックスできるように声をかけてあげたり、まめに休憩を挟みその際に水をあげる。
4.ケージの上から毛布などをかけてあげると防音効果があり直射日光も防ぐことができる。
※飛行機で小動物を運ぶ際/客室と同じ冷暖房のついている貨物室での輸送になるが、場所によっては温度の差が生じることも。夏場の場合は保冷剤を入れたり、冬の場合は毛布をいれて温度調整ができるようにしておく。
✳︎たとえばウサギの輸送を行っている会社としては、ワンニャンキャブ・ヤマトホームコンビニエンスなどがある。
画像参照:ワンニャンキャブ
いかがでしたか?賃貸の場合、ペット不可の物件ではウサギを飼うことができません。ウサギを飼うときは、必ず「ペット可能」の物件で事前に大家さんや管理会社に相談してから飼育するようにしましょう。ウチコミ!なら、大家さんに直接相談ができるので「ウサギを飼育してもいいか?」気軽に相談ができます。
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(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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