区民の満足度が高いさいたま市中央区の賃貸住宅事情

■商業施設からアリーナまで

さいたま市中央区は、市の中央部西寄りに位置する区です。政令指定都市であるさいたま市にある9区の一つになります。地図で見ると、南側を先端としたくさび状の区域となっています。関東平野の中央に位置し、全体的に標高が低いのが特徴です（最も低い地点で海抜4.7m）。

大型商業施設が多く、イベントなども盛んな地域です。さいたま新都心西口にはさいたまスーパーアリーナがあり、コンサートも開かれます。東口のコクーンシティには、ファッション・雑貨・グルメなどが楽しめる施設が集まっています。また、さいたま市市民意識調査では「住みやすい」と答えた人が居住区別で最も多くなっています。

中央区の面積は8.39㎢、人口は約10万人。高齢化率は20.30％となっています。

■都心、東北方面へのアクセスが良好

中央区には4本の線路が通っており、都心や東北方面へのアクセスが良好です。道路も首都高速埼玉大宮線が通っているので、車でも容易に都心に出られます。毎年大きな祭りが行われる地域でもあり、特に与野本町では、与野公園ばらまつり（約170種約3000株のバラが無料で鑑賞できる）や与野夏祭りが有名です。また、与野公園は広さが5.1haあり、バラ園以外にも美しい桜（桜まつりも行われます）やすり鉢山、自由広場、ゲームスペース、多目的広場などがあります。

■子育てタクシーも利用可能

中央区では、児童手当、児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成、ひとり親家庭児童就学支度金などの手当・助成が受けられます。また、子育てヘルパー派遣事業や、子育てタクシーなどの子育て支援事業も行っています。

■待機児童、0歳児・1歳児は要注意

中央区の認可保育園空き状況を見ると、2017年8月1日時点で0歳児・1歳児には空きがありません。一方、2歳児、3歳児には若干空きがある状況です。2017年4月1日時点でさいたま市の待機児童数は0人ですが、認可保育施設に入れない子供の数は1434人。引き続き認可保育所などの整備が進められています。なお、中央区には幼稚園が7園あります。

■築浅物件も見つかりやすい

中央区では、築20年前後の賃貸物件が各地に分布しています。一方で新しい物件、新築の物件も多く、1Kや1DKの築浅物件が6万円～7万円台で見つかります。下落合（JR与野本町駅が最寄り）にはマンションが多く、1Kで5万円～6万円台の物件が主流。大戸（JR南与野駅付近）では築15年前後のアパートが1K、6万円台で多く見られますが、築25年前後の1Kであれば3万円台から見つかります。鈴谷には2DK～3LDKのファミリー向けアパートが多く、7万円台、築20年前後の物件が主流となっています。