一棟マンション経営
ウチコミ!タイムズ編集部
2016/12/08
■例え相続でも事前の準備が重要!
ワンルームマンション投資であれば、比較的簡単に始められますが、一棟マンション投資となるとそうは行きません。用意しなければならない資金の額も跳ね上がりますので、一般的には「ワンルームマンション投資で練習し、不動産投資がわかってきたら少しずつ広げていくのがいい」と言われています。
区分所有マンションでは月々の収入は実質数万円程度に留まるので、不動産投資を続けていると多くの人が一棟投資に興味を持つようです。「区分所有ではお金持ちにはなれない」とも言われるので、アパート経営に興味を持つ人もいます。
アパートは一棟購入が基本なので、マンション一棟より少ない資金で複数の部屋を所有できるからです。利回りは低くなりますが、一気に複数の部屋が手に入ることで利益を得るまでの時間を圧縮できます。マンション一棟投資も、メリットは基本的にアパートの場合と同じです。
ハードルの高い一棟マンション投資ですが、中には「親が管理していたマンション10棟を引き継いだ」という人もいます。何ともうらやましい話ですが、必ずしも幸運だとは言えません。例えば引き継ぐ時点で空室率が高いと、引き継いだ直後からローンの返済に悩まされたりするのです。
親があまり物件管理に積極的でない場合は、空室対策もないがしろにされがち。相続前から対策を練っておかないと後手に回ってしまい、損害が大きくなりかねません。
購入したマンションが満室であっても、どんな人が住んでいるのか把握しておかないと、思いがけない危機を招くこともあります。例えば、法人貸し。会社関係の人間が住むことになるので、会社が安泰な限り空室が出ないというメリットがあります。
しかし、今述べた「安泰な限り」という部分には落とし穴があります。会社は景気に左右されるもの。「あの会社だから大丈夫だ」と思っていたら、景気が悪いので人員削減を行い、大量の解約が出ることもあるのです。物件の良い点は悪い点と表裏一体になっていることもありますので、注意しましょう。
空室率の高い物件は安値でなければ売れません。したがって一棟マンションで空室率が上がると、たいていの場合は入居率を上げる努力をする必要があります。
不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。
大家さんも自分で動いて集客をしてくることが大事です。しかし、これまでのシステムでは自分でできることは限られていました。そんな中出来上がったのが大家さんが自分で物件を紹介できるサイト、ウチコミ!です。
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この記事を書いた人
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