アパート・マンションの空き駐車場を有効利用する

■空き駐車場の活用法は増えている

 

アパートは満室なのに、駐車場には空きがある場合があります。最近では車離れが進んでいるとも言われているので、オーナーとしては悩ましいところです。また、景気の良し悪しに左右されるのが駐車場経営の難しいところだと言われていました。

 

とは言え、「自動車を停める場所がない！」と困っている人は常に存在します。空いたままの駐車場と、停める場所がないと困っている人々。近年は両者をマッチングするサービスが続々登場しているので、空き駐車場で悩んでいる方は検討してみると良いでしょう。

 

■盛んになったパーキングシェアサービス

 

近年話題になっているマッチングサービスの1つに「軒先パーキング」があります。どこかの施設に車で出かけていったら、施設の駐車場は満杯。一方で近隣の月極駐車場やアパートの駐車場は空いている。誰もが一度は体験したことのあるシチュエーションではないかと思います。軒先パーキングは空き駐車場をシェアするサービスです。

 

借りる側は格安で駐車スペースを確保でき、貸す側は使わない駐車場で収入を上げることができます。借りる側は登録料や月会費が不要で、運転免許証があれば簡単に登録・利用することができます。駐車場のオーナーも、登録は無料。利用があった場合のみシステム利用料を駐車場利用料金の35％（税別）支払う成功報酬型となっています。

 

会員登録は必須なので、ユーザーがどんな車を使用しているのかは事前にわかります。空き駐車場で悩んでいるアパートやマンションのオーナーにはもちろんのこと、契約車が決まらない月極駐車場のオーナー、自宅の駐車場を使わなくなってしまった一般住宅の所有者、土日は営業していないので店舗の駐車場が空いているオーナーなどに人気のあるサービスです。

 

さらに、軒先パーキングは株式会社ナビタイムジャパンとも提携しており、カーナビアプリ『カーナビタイム』『NAVITIMEドライブサポーター』上に軒先パーキングの駐車場情報が表示されるようになっています。つまりユーザーは出かけた先のマップ上から駐車場予約をすることが可能になっているのです。

 

最近では、JAF（日本自動車連盟）も軒先パーキングと提携し、「JAF会員専用駐車場シェアサービス」を開始しました。

 

このようなパーキングシェアサービスは各地で行われるようになってきています。「車離れが進んでいるから」とあきらめずに、空き駐車場からも利益を上げられるサービスを探してみましょう。

 

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