「良い不動産業者」を見つける為に その3
ウチコミ!タイムズ編集部
2013/01/25
昨日の続きです。
次に、不動産会社の営業マンと会社の環境~
つまり、営業マンと会社の関係や給料体系から見えてくるものも沢山ありますので、説明して行きます。不動産業の営業マンの給与体系は、基本給+歩合給が一般的です。更に、不動産業界の営業マンも最近では、基本給が少なくなっている会社も多いです。
中には、フルコミ(フルコミッション)いわゆる、完全歩合なんて給与体系で働いているケースも少なくありません。こんな追い込まれて働いている人たちもいる業界です。そして、会社との関係は「売上を稼いだ人」が昇進するシステムの会社が殆どです。つまり、一件の顧客からできる限りの利益を会社に還元できる人が、課長になり部長になるわけです。できる限り利益を得るためには、仲介手数料をいかに多く取れるか...ですから、片手取引よりは両手取引!
プロの売主業者(新築物件などの売主業者)を誘導するのは、かなり難しいですが 「情報格差のある消費者」一般のお客様の誘導の方が、遥かにやさしいので当然、お客様に笑顔を見せながら、背を向けた営業を平気で行います。こんな環境下で、周りの人たちも同じ様に仕事をしていれば、今までお話ししてきた様な仕事に何の疑問も持たずに染まっていってしまいますね。逆に、染まらずに「お客様の満足を最優先」 に仕事を出来る方は、本当に一握りです。
※チョット用語解説
片手取引とは、不動産取引の場合 必ず 売主と買主がいます。売主側、買主側にそれぞれ別の不動産業者が付いて取引を進めるケース・・・これが片手取引。売主側、買主側の業者は、それぞれ片側のみの報酬しかとれませんから、そう言われます。
他方、売主と買主を1つの業者が取り纏めるケースこれが、両手取引! 両方の顧客から報酬をもらえる形態です。そして、売上ノルマが達成出来なければ解雇される厳しい業界でもあります。
次回は、まとめと考察をお話しします。
【「良い不動産業者」を見つける為にまとめリンク】
「良い不動産業者」を見つける為に その1
「良い不動産業者」を見つける為に その2
「良い不動産業者」を見つける為に その3
「良い不動産業者」を見つける為に まとめ
「良い不動産業者」を見つける為に 延長戦
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この記事を書いた人
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