「良い不動産業者」を見つける為に その1
ウチコミ!タイムズ編集部
2013/01/21
前回のブログでお話ししました、業者選びのコツについての話しをしたいと思います。
まず初めに...現在の不動産業界の実態からご説明していきます。皆さんが、不動産の取引を考えた時どんな基準で 不動産業者 を選びますか? ブランド的にも規模的にも安心感のある 大手不動産会社ですか? それとも、地域密着で親切そうな 地元駅前の 不動産屋さんですか? それとも、お知り合い等が務めている 不動産業者さん?
どれも間違いなんて事は、無いと思います。ただ、すべて不動産業界の構成員である事は間違いないので、業界の中身を知る事からはじめましょう。
どんな業界なのか...基本的に、高収入が実現できる業界です。更に、お客さんと不動産業者の情報量の格差が酷く業界の慣習や内容など、不透明感の強い業界で一般の方々は、ほとんどわからない業界でしょう。
一番に、物件情報です。今の世の中、インターネットの普及で不動産の物件も一般の方々でも、簡単に探し出す事ができる様になりました。が、あのサイトに出ている物件は、それぞれの不動産仲介会社に問合せしなければいけない、と言う関門があります。不動産仲介業者と言う事は、売主ではなく、その業者に問合せをすると 仲介手数料 が間違いなく発生するという事です。
不動産以外の商品の場合、消費者の好きな場所で購入する事ができますが、不動産の場合は違います。更に、殆どの場合 消費者は売主をつきとめる術が現在はありません。対して、一部例外もありますが不動産業者の場合、その売主を見つける事が可能です。
何が違うかと言いますと、一般の方々が見ている不動産の物件サイトの上位に、東(西)日本不動産流通機構(REINS)と言う、不動産業者しか見られない物件サイトがあり、現在の不動産業界の中心となる物件サイトがあります。
不動産業者しか見られない物件サイト...。可笑しいとは思いませんか? そして、一般の方々が見られる 不動産物件サイト は不動産業者が、REINSから得た情報をもとにそれぞれの不動産サイトにお金を払って自分たちで掲載しているわけです。
もちろん、営業をしているので悪い事ではありませんがここからが問題です。サイトに掲載されている情報は一定の決まり事などはあるものの、サイトにとって不動産業者はお客様ですから、成約してしまった物件が、いつまでも登録されていたままだったり、内容がともすれば意図的に間違えていたり...。
不動産業者が使っている物件サイトでは殆ど起こらないですし、間違いなどあっても 不動産業者の場合、その専用のサイトで大本の売主(業者)に連絡して確認が取れます。一般の消費者にそういった事が出来なくなっているシステム...。
例えば、意図的に間違えたり、削除しないで集客のエサのように使う...。もしかすると、そんな目にあった方もいるかもしれませんね。これは、まだ不動産の物件情報だけの話しです。すでに、入口から不公平は始まっています。と、長くなりそうです。
次回は取引の現場での注意と皆さんの知らないウラのお話もしたいと思います。
【「良い不動産業者」を見つける為にまとめリンク】
「良い不動産業者」を見つける為に その1
「良い不動産業者」を見つける為に その2
「良い不動産業者」を見つける為に その3
「良い不動産業者」を見つける為に まとめ
「良い不動産業者」を見つける為に 延長戦
不動産会社さんを通さないで物件を探すことができるようになってきました。
直接大家さんに問合せをすることが出来たり「こんな部屋ないですか?」とリクエストをすることも可能です。
ウチコミ!というサイトになります。
いい大家さんとの出会い、いい入居希望者との出会いをお手伝いしています。
この記事を書いた人
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